研究課題
本研究では、発達障害児を対象とした脳科学研究および書字識別システム開発の経験を活用し、脳機能計測およびペンタブレット装置を用いて発達障害児の書字動態および書字に関わる神経基盤の解明を行い、機械学習を用いてどの程度診断を予測できるのかを検証し、障害の早期発見のための診断支援システムを開発することを目的とする。本年度の研究実績として、構築したペンタブレットとfNIRSを組み合わせた書字中の前頭葉機能計測を可能とするシステムを用いて、地域の児童発達支援施設や大学等と連携し、定型発達児・者を対象とした調査を積極的に行い、データを取得し、解析やまとめを行った。また、査読付きの学術誌に2件採択された。また、学会発表などを行った。
2: おおむね順調に進展している
年度目標を十分に達成することができたため。特に、2件の学術論文の採択と学会発表を行ったため。
地域の児童発達支援施設や久留米大学等との連携を密にし、定型発達児・者および発達障害児・者を対象とした検査を進め、システムの開発を目指す。システム開発に際しては、会津大学との連携により進める。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)
認知神経科学
巻: 23 ページ: 93-101
熊本大学社会文化研究
巻: 21 ページ: 71-87
Applied Sciences
巻: 12 ページ: 1-14
10.3390/app12105256