研究課題/領域番号 |
21H00914
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 小山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
鈴木 真ノ介 小山工業高等専門学校, 電気電子創造工学科, 教授 (10369936)
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研究分担者 |
兼松 秀行 鈴鹿工業高等専門学校, 材料工学科, 特命教授 (10185952)
秋元 祐太朗 筑波大学, システム情報系, 助教 (30793947)
小林 康浩 小山工業高等専門学校, 電気電子創造工学科, 准教授 (40580858)
平田 克己 小山工業高等専門学校, 電気電子創造工学科, 教授 (50353248)
小川 信之 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (60270261)
矢島 邦昭 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (90259804)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 拡張現実(AR) / 仮想現実(VR) / 複合現実(MR) / アクティブラーニング / オンライン |
研究実績の概要 |
本研究では,学生の主体性を重視した新世代における学習法の提案とその効果検証に取り組み,その結果を広く世の中に周知することを目的とする.その具体的な手法は,教科書のセルフ・デコレーション(セル・デコ)化と学習者自身による授業形態のカスタマイズである.最終的には,画一的な授業形態からの脱却として,学生自身がオンライン・対面・双方向・オンデマンドの選択肢に加えて,それらをサポートするAIやxRを駆使した教育ツールを組み合わせることで,授業形態から能動的に作り上げることで,学習意欲の増強と積極的な学習姿勢の実践を目指すものである. 令和3年度の実績についてについて,以下に項目ごとに記載する. A-txtについては,Unity版のA-txtおよびモバイル端末用のA-txt用コンテンツ制作アプリコンテンツメーカー(C-mkr)の開発を完了した.これで学内におけるセルデコ実践環境が整った.また,次年度より取り組む予定のサーバのクラウド化についても,クラウドサーバ側設定はおおむね完了した.VR,MR関係については,テキストチャットレベルではMicrosoftTeamsを用いて実践した.申請段階ではVRプラットフォームとしてSecondLifeを予定していたが,前述のTeamsにおいてもメタバース環境の構築が可能となることから,予定を変更してTeams上での構築を行うことを分担者と協議した.Teamsは申請者の所属する国立高専機構の全校に導入されているため,多くの被験者を対象とした検証が可能である.AI関係については,AI音声処理によるIextMIningと対話型FAQについては,テキストベース開発に一定のめどが立った.カスタマブル授業については,今年度より1つの授業で複数種の教授法による比較を行うための準備として,同じ授業内容を異なる音声で行うことを可能な簡易手法を試行した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前述の研究実績の概要の通り,当初の計画通りの実績を上げている.ただし,項目ごとに当初想定よりも進捗が進んでいるもの,やや遅れているものを含んでいるが,総じて計画通りと言える. なお,コロナ禍の影響により分担者との連携や成果発表の場がオンラインに限られているが,進捗自体に影響を与えるものではない.
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今後の研究の推進方策 |
研究課題の項目ごとに推進方策を示す. A-txtについては,学内利用の準備は整ったので,今年度はこれを学外でも利用可能にするべく,コンテンツサーバのクラウド化を試みる.既にクラウドサーバ側設定はおおむね完了しており,今後はアプリ側の調整とモニターによるテストを行うことでセルデコ環境のさらなる拡大に取り組む.さらに,ウェアラブル端末の一種であるゴーグル型端末によるA-txt Glassの開発にも取り組む.VR,MR関係については,VRプラットフォームにTeamsを用いることで,研究を進める.AI関係については,テキストベースの成果を基に,音声ベースへの意向を図る..AI画像処理によるImageCorrectionについては,サンプル数の獲得とそれを用いた検証にやや時間を要するため,それを終えたのちに試験的導入に移る.実験テキストのA-txt化については,教材の開発を順次進めるとともに,完成した教材から実験テキストへの組み込みを図る.他科目への展開については,学内にてサーバを複数台用意したので,他科目への展開準備は整っている.昨年度も化学系科目への適用を試みたので,今年度はさらにその範囲を広げる.クラウドサーバの完成を持って,学外展開にも取り組む.カスタマブル授業については,xRとの連携を実践するとともに,Googleのようなフリーで用いることが可能なツールを含め,各種LMSを用いたGood Practiceの収集及び実践を行う.
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