研究課題/領域番号 |
21H01119
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
板 由房 東北大学, 理学研究科, 助教 (30392814)
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研究分担者 |
市川 隆 東北大学, 理学研究科, 名誉教授 (80212992)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | HAWAII-2 / 赤外線カメラ / 検出器 / 明るい星 / 変光星 |
研究実績の概要 |
昨年度より制作していた読み出し回路にHAWAII-2検出器を搭載し、読み出すことに成功した。10年以上もの間使われずに保存されていた検出器であるが、簡易的な性能評価の結果、保存状態、経年による性能劣化はなく、サイエンスグレードの検出器として問題のない性能が出る事を確認した。 金属加工業者及び、東北大学の金属加工室に依頼して、読み出し回路と検出器を納めるデュワーを制作した。デュワー組み上げ後に真空試験を行い、問題なく必要な真空度に達することを確認した。 デュワーに冷凍機をつなぎ、必要な極低温まで問題なく冷える事を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
世界的な半導体不足と部品・部材不足のため、必要な部品や機器類の購入に時間がかかったが、赤外線カメラを制作するスケジュールは概ね予定通りに進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
フィルターの透過率測定を行う。 検出器読み出しソフトウエアの最適化を行い、大学の屋上にて試験観測を行う。
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