研究課題
大質量星形成時における大質量原始星への質量降着率の間欠的な増大現象「アクリーションバースト」は、2015年に初めて観測的に検出されたが、この2015-2019の5年間で3例しか観測例が無い。本研究では「アクリーションバースト」に関して、バースト時の降着率の増加率・発生頻度・継続期間・普遍性、さらに降着円盤の物理状態がどのように変化するかを、メタノールメーザー源に対する高頻度モニター観測によって明らかにする事を目的とする。(1)高温メーザー観測網の整備:観測対象となるメタノールメーザー輝線を1台で全て受信可能な広帯域冷却受信機2台を開発し、日立 32-m 電波望遠鏡および、山口 32-m 電波望遠鏡に搭載した。この2台を用いた VLBI 観測を行い、メタノールメーザー輝線のフリンジ検出に成功した。(2)低温メーザーを用いた単一鏡高頻度モニター観測:増光現象をいち早く捉えるとともに、増光現象の発生頻度を正確に求める目的で、日立 32-m 電波望遠鏡を用いた低温メーザー (6.7 GHz および 12.2 GHz) の高頻度モニター観測を実施した。(3)フォローアップ観測:これまでに発生した複数の増光現象に対して、世界規模のモニター観測網 M2O と協力して、高空間分解能 VLBI モニター観測、高空間分解能連続波観測 (ALMA など)、可視光近赤外線測光モニター観測 (JWST など) を実施した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)
Astronomy & Astrophysics
巻: 684 ページ: A86~A86
10.1051/0004-6361/202348656
Publications of the Astronomical Society of Japan
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http://vlbi.sci.ibaraki.ac.jp/iMet/