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2021 年度 実績報告書

水田環境の生物多様性管理に向けた実践的新規生態リスク評価法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 21H02327
配分区分補助金
研究機関東京農工大学

研究代表者

本林 隆  東京農工大学, 農学部, 准教授 (20262230)

研究分担者 日鷹 一雅  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (00222240)
高橋 真  愛媛大学, 農学研究科, 教授 (30370266)
水川 葉月  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (60612661)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード種多様性分布 / 生物多様性 / 生態リスク評価 / 水田環境 / 総合的生物多様性管理
研究実績の概要

本課題申請時から新型コロナウイルス感染拡大を予想し、今年度の調査範囲、規模は最小限に留めた計画にしていたが、感染拡大に伴う移動制限が長期間に及んだため、研究代表者、研究分担者、いずれも移動が制限され、予定していた調査地での水田の水生生物、田面水、土壌のサンプルの採取、調査は限られた範囲で実施した。具体的には愛媛県周辺および各研究者の所属する大学周辺で、次年度に向けて、予備的調査および水生生物のサンプリングのみを行った。また、田面水、水田土壌の分析に関しては、これらとは別のサンプルを使って、分析方法の確認、検討を行った。これらの結果は室内環境学会学術大会で発表した。一方で、各地の農薬の使用実態を電話などにより聞き取り調査を行い、その把握に努め、一部の地域(特に、西南暖地)においては、水稲を加害するウンカ類の薬剤抵抗性発達により、従来の薬剤から新規薬剤への置換が急速に進んでいることが明らかになった。これらの結果を参考に、第69回日本生態学会大会および、第66回日本応用動物昆虫学会大会において発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染拡大に伴う、移動制限が実施されたため、予定していた調査地での調査が行えず、また、水生生物、田面水、土壌のサンプル採取も、各研究者が所属する大学周辺の一部に留まったため。

今後の研究の推進方策

今年度は調査は十分に行えなかったものの、調査、実験に必要な資器材は購入しており、体制は整っている。次年度は、新型コロナウイルス感染拡大に対する社会情勢をみながら、移動可能な時期を利用して、できるだけ多くの地域での調査を実施する。また、調査と並行して、水生生物、田面水、土壌などのサンプルの採取を行い、薬剤の感受性検定試験、薬剤濃度の分析を進める。特に、今年度行った聞き取り調査の結果に基づき、新規薬剤に関する実験、分析にも取り組む。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] TEKで総合化する農生態系の構造と機能の創発 ‐持続的な食農システム試論2022

    • 著者名/発表者名
      日鷹一雅
    • 学会等名
      第69回日本生態学会大会
  • [学会発表] みどりの食料システム戦略時代の土着天敵活用:ウンカシヘ ン チュウ(AU)の地域循環的利用の可能性を探る2022

    • 著者名/発表者名
      日鷹一雅
    • 学会等名
      第66回日本応用動物昆虫学会大会
  • [学会発表] ハウスダストに含まれる化学物質の網羅的一斉分析法に関する予備的研究2021

    • 著者名/発表者名
      水川葉月
    • 学会等名
      2021年室内環境学会学術大会
  • [学会発表] 膜ろ過精製法を用いたハウスダスト中家庭用薬剤等の簡易迅速分析法の開発と曝露実態調査2021

    • 著者名/発表者名
      中島舞・水川葉月・川嶋文人・岡本みなみ・高橋真
    • 学会等名
      2021年室内環境学会学術大会

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公開日: 2022-12-28  

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