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2023 年度 実績報告書

鳥類の脳サイズと移動生態の進化的繋がり:種間および種内での比較解析による検証

研究課題

研究課題/領域番号 21H02557
配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

塩見 こずえ  東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (50756947)

研究分担者 河部 壮一郎  福井県立大学, 恐竜学研究所, 准教授 (50728152)
依田 憲  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (10378606)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード脳進化 / 移動生態 / バイオロギング / 海鳥
研究実績の概要

本研究の基盤となる問いは、脊椎動物の脳の進化過程において脳サイズの増加を駆動した機能的要因は何か、である。そして本研究では「移動に関わる認知能力の必要性が脳サイズの増加を促進した」という仮説を、海鳥をモデルに検証することを目的とする。具体的には海鳥類の移動経路と脳形態について、1) 過去に取得したデータとオープンデータベースを活用した大規模種間比較解析と、2) 野外での実験・ 計測による種間、個体群間および個体間でのより詳細な比較解析を実施し、脳サイズと移動パターンの繋がりを明らかにすることを目指す。 2023年度の研究では、下記の成果を得た。
新潟県粟島で繁殖するオオミズナギドリ(Calonectris leucomelas)および青森県蕪島で繁殖するウミネコ(Larus crassirostris)を対象に、GPSデータロガーを装着して採餌トリップ中の移動経路を記録した。そして移動パターンを種間比較する前段階として、過去の調査で取得したデータを用いて種ごとおよび個体群ごとの移動経路解析を進めた。また、前年度までの調査で取得したオオミズナギドリの頭部μCT画像を用いて脳形態の解析を進めるとともに、若齢個体の標本を新たに入手してμCTデータを追加した。以上の解析で得られた結果を、学術論文および学会で発表した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Stay the course: maintenance of consistent orientation by commuting penguins both underwater and at the water surface2023

    • 著者名/発表者名
      Shiomi Kozue、Sato Katsufumi、Bost Charles A.、Handrich Yves
    • 雑誌名

      Marine Biology

      巻: 170 ページ: 42

    • DOI

      10.1007/s00227-023-04186-4

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 晩成鳥における個体発生に伴う脳の形態変化2024

    • 著者名/発表者名
      大西侑生・伊澤栄一・塩見こずえ・佐野瑞穂・武田航・小山偲歩・依田憲・河部壮一郎
    • 学会等名
      日本古生物学会 第173回例会
  • [学会発表] バイオロギング×多義的メカニクス?2023

    • 著者名/発表者名
      塩見こずえ
    • 学会等名
      OS23:「多義的」身体と運動知能、第41回日本ロボット学会学術講演会
    • 招待講演

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公開日: 2024-12-25  

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