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2021 年度 実績報告書

フレイルインデックス開発のためのコホート研究

研究課題

研究課題/領域番号 21H02826
配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

梅垣 宏行  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (40345898)

研究分担者 佐竹 昭介  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 部長 (50508116)
亀山 祐美  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60505882)
竹屋 泰  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70590339)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードフレイル / 入院関連合併症 / せん妄 / 転倒 / 認知機能障害
研究実績の概要

入院診療を必要とする高齢者が増加している。入院治療は、医師・看護師など多職種の監視下で濃厚な医療を施すことが可能であり、外来通院では治療が困難な、より重篤な病状に対して実施される。しかしながら、高齢者では、入院中に、せん妄、転倒、褥瘡、尿失禁の発生、ADL低下などの合併症(入院関連合併症)が起こることも多く、サルコペニア・フレイルの増悪をきたし、入院前よりも身体・認知機能の低下が起こることも多い。欧米では、入院などのイベントに伴って起こるacute sarcopeniaという概念も注目されているが、未だ詳細は明らかとなっておらず研究が必要とされている。さらに、フレイルな高齢者では、退院後も、早期再入院・施設入所・死亡などのリスクも高い。こうした、入院中および退院後の様々な結果を予防・改善するためには、まず、これらのイベントのリスク因子を特定する必要がある。

こうした背景のもと、高齢でフレイルな高齢入院患者の登録研究を開始した。入院時の高齢者総合機能評価やフレイル評価などの後、入院中の合併症や退院時のADLやフレイルの評価、退院後3か月予後の調査を行い、高齢者の急性期入院の実態を明らかにするとともに、入院関連合併症やフレイルの悪化、予後不良などの関連因子を明らかにする。
参加4施設で、倫理承認を得て、患者登録が開始された。名古屋大学300例、長寿医療研究センター203名、大阪大学19名、東京大学17名の登録を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

倫理承認の遅れによって、登録の開始が遅れた施設があった。
また、COVID-19の流行により、高齢者の入院が減少したことも影響した。

今後の研究の推進方策

来年度も、登録を継続し、4施設のデータの統合を行っていく。データ解析のイデアを募り、解析について、4施設間での合意を図り、解析を実施していく。

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公開日: 2023-12-25  

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