研究課題/領域番号 |
21H03216
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
朝倉 京子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00360016)
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研究分担者 |
杉山 祥子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (00836174)
原 ゆかり 東北大学, 医学系研究科, 助教 (20756259)
高田 望 東北大学, 医学系研究科, 助教 (60746840)
二瓶 洋子 東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (90468322)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | COVI-19 / アウトブレイク / 看護職 / ソーシャルキャピタル / 患者の受診 |
研究実績の概要 |
2022年度は以下のことを実施した。(1)宮城県の病院に勤務する看護職を対象とした第3期質問紙調査、(2)COVID-19の感染を経験した患者の質問紙調査。 (1)からは以下のことを明らかにした。対象者全体では、COVID-19感染拡大前から調査時にかけて職場のソーシャルキャピタルが有意に低下していた。対象者を個別に見ると、一部の職場は職場のソーシャルキャピタルが改善していたが、悪化した職場が多かった。交互作用の結果から、COVID-19陽性疑い患者を対応した看護師にとって、特に職場のソーシャルキャピタルが悪化した場合に精神健康が悪化していた。看護師の精神健康の悪化を防ぐには、COVID-19陽性患者対応を行っている看護師だけではなく、疑いのある患者対応を行う看護師へも精神的サポートが必要。COVID-19感染拡大などの災害時にも職場のソーシャルキャピタルを低下させないことが重要。 (2)からは、新型コロナウイルス感染症の症状が強い患者の受診が妨げられていたことを明らかにし、限りある医療資源の有効活用のために、看護職等による軽症者への健康フォローアップや、体調悪化時の相談体制の強化が重要となることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19アウトブレイクの状況は正確に予測できず、どのような調査が必要になるか、医療機関に調査を受け入れる余力があるかはそのときの状況によるため。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19アウトブレイクの状況を可能な限り精緻に観察しながら、そのときに必要とされる調査をできるよう取り組む。
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