• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

がん治療後の循環器疾患患者の心不全発症・増悪予防の自己管理支援プログラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21H03242
配分区分補助金
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

吉田 俊子  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60325933)

研究分担者 鈴木 美穂  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70645712)
眞嶋 朋子  千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (50241112)
宮脇 郁子  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
山内 照夫  聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 部長 (00593865)
山内 英子  聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 部長 (50539088)
小宮山 伸之  聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 部長 (80312958)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード心不全 / 循環器疾患 / がん治療後
研究実績の概要

本研究の目的は、がん治療後の循環器疾患患者の心不全の発症・増悪予防への自己管理支援プログラムの構築を行い、その中・長期効果を検証することである。2021年度は、がん治療後の循環器疾患患者の心不全発症・増悪因子を探索するため、国内外の文献検討を行い、マルチヒット仮説の分類に基づき増悪因子を検討した。さらに、がん治療後の循環器疾患患者の心不全発症・増悪因子のアセスメント方法、自己管理支援方法の検討を行うために、
日本循環器学会ホームページに掲載の循環器専門医研修施設・研修関連施設、ならびにがん診療連携拠点病院を対象とし、循環器疾患を有するがん治療後患者の自己管理支援の状況について、教育に携わる看護師を対象とした無記名質問紙調査を郵送法にて実施した。調査内容は、がん治療後の循環器疾患患者の身体面、日常生活、生活習慣、心理面、社会面のアセスメントと自己管理支援方法、自己管理への教育内容と方法について調査項目を設定し、アセスメント方法と自己管理支援の特徴を把握した。その結果、がん治療後の循環器疾患患者の心不全発症・増悪予防への現状と課題が示された。増悪因子と看護支援を明らかにするための、がんと循環器疾患の併存疾患をもつ患者の看護経験を有するがん診療施設・循環器診療施設に勤務する看護師へのインタビュー調査を検討中であり、これらの結果より2023年度のがん治療後の循環器疾患患者の心不全の発症・増悪予防への自己管理支援プログラムの策定に繋げていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

国外施設との連携による調査についてはコロナ禍の影響により着手できておらず、次年度以降に検討を行う。

今後の研究の推進方策

自己管理支援プログラムは、専門的意見や研究体制の強化を図り、プログラム実施段階では、国内の循環器診療施設等に協力依頼を行い、研究協力体制の強化を図っていく。疾患・治療内容、症状、服薬、心理的項目、身体活動性等の身体的項目、社会的活動や社会的サポート状況等の社会的項目など、がん治療後の特性を踏まえた身体面・心理面・社会面での項目を検討していく予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)

  • [学会発表] 心臓リハビリテーションの教育を考える2022

    • 著者名/発表者名
      吉田俊子
    • 学会等名
      脳・心血管研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] 心不全のリハビリテーション「心不全の生活上の注意点」2022

    • 著者名/発表者名
      吉田俊子
    • 学会等名
      第27回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
    • 招待講演
  • [学会発表] Importance of psychological and social support in cardiac rehabilitation.2021

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Majima
    • 学会等名
      Xinghai International Conference on Cardiology
    • 国際学会 / 招待講演

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi