研究課題/領域番号 |
21H03243
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
瀧田 結香 (山田結香) 東京家政大学, 健康科学部, 講師 (80612605)
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研究分担者 |
合田 あゆみ 杏林大学, 医学部, 講師 (00625543)
片岡 雅晴 産業医科大学, 医学部, 教授 (20445208)
藤澤 大介 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30327639)
河野 隆志 杏林大学, 医学部, 教授 (60327509)
森下 純子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 基礎看護学 講師 (60636562)
伊波 巧 杏林大学, 医学部, 学内講師 (80580381)
朴 順禮 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 講師 (90338195)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 肺高血圧症 / アプリ / うつ・不安 / 症状マネジメント / セルフマネジメント / プログラム |
研究実績の概要 |
マインドフルネスを基盤としたセルフマネジメントプログラム(Mindfulness Based Self-Management Program for Pulmonary Hypertension (MBSeMa for PH))のFeasibility Studyを実施した。対象は、大学病院肺高血圧症外来に通院中の肺高血圧症患者12名とした。 プログラムは毎週1回、1時間×8回オンラインで実施し、開発したアプリも使用した。プログラム前、4回終了時、全プログラム終了時、終了1ヶ月後にうつ(PHQ-9)、不安(GAD-7)、QOL(emPHasis10)、孤独感(孤独感尺度短縮版)、レジリエンス(CD-RISC)を測定して記述統計及びU検定を行った。また、終了後にインタビューを実施して内容分析を行った。 参加者12名(男性3名・女性9名、PAH11名・CTEPH1名)中3名は、カテーテル感染や喀血、併存疾患の治療のため中止となったが、9名は、8回全てのプログラムを完了した。4回終了時点でうつ(p=0.015)、不安(p=0.015)、QOL(p=0.013)は有意に改善傾向が見られたが、終了1ヶ月後にはうつのスコアが悪化している参加者も見られた。孤独感やレジリエンスは変化が見られなかった。 プログラム前後の変化として、「自分の感情や思考に振り回されなくなった」「以前よりも自分に対して優しくなれた」「副作用症状の対処法や向き合い方を学び、辛さが軽減した」等のカテゴリーが抽出された。 プログラム回数・間隔は、週1回×8回が適切だったという意見が多かったが、2週に1回、4~5回が妥当という意見も聞かれた。方法については、リアルタイムでの実施に肯定的な意見がある一方で、「利尿剤を内服しているためオンデマンドの方が有難い」といった意見も聞かれた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルスの影響により、リクルートに時間がかかった関係でFeasibility studyのプログラム実施に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
プログラムのFeasibility Study結果を基に、実施可能なプログラムへの改良を行い、多施設での実施および有効性の検証を進めていく。
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