研究課題/領域番号 |
21H03249
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡邊 浩子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20315857)
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研究分担者 |
菅沼 信彦 名古屋学芸大学, 看護学部, 教授 (30179113)
神出 計 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80393239)
樺山 舞 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50635498)
木内 佳織 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70467504)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 妊娠糖尿病 / 産後フォローアップ / 血糖自己管理 / ウェアラブルデバイス |
研究実績の概要 |
立案したプロトコルを下にGDM既往女性に対し、血糖コントロールの自己管理が容易なデバイスを選出するためのプレテストを実施した。対象は研究フィールドとして予定している大阪府下の4か月児健康診査に来院された産後1年以内のGDM既往女性より協力を得た。2種類のデバイスを使い、子育て期にある女性に最も利便性の高いものを選択した。同時に、血糖コントロールに影響を及ぼす生体情報をウェアラブルデバイスから取得し、スマートフォンへの送受信、モニタリングの利便性についても検証した。血糖コントロールの評価には、上腕後部に装着したセンサーにより、皮下の間質液中のグルコースを持続的に測定・モニターが可能であり、かつ、スマートフォンをかざすことで、スマートフォンにデータが送信されるアプリに接続可能、支援側の医療者も自身のPCから送信データを閲覧、保存できる機器を使用することにした。栄養データは、毎日の食事や運動・睡眠などのライフログが簡単に記録できるのと同時に、アルゴリズム・AIによるアドバイスがリアルタイムに提供されるAI健康アドバイスアプリを使用することにした。インタビュー調査を行い、デバイスの使い勝手、負担感、継続意思、血糖コントロールのために医療者に求める具体的な支援についての情報を得た。グルコース持続測定器の皮下装着による違和感はなく、何を食べると血糖値が上昇するかが自身で確認できることから、食事の献立の立て方、食品を選択する力が強化でき、血糖コントロールに役立つという意見であった。本調査実施のためのIoTを活用したプロトコルを完成させた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍にありプレテスト参加者の確保が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
完成したプロトコルに沿って、本調査を進める。
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