研究課題/領域番号 |
21H03256
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
鈴木 紀子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (70460574)
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研究分担者 |
篠原 光代 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00301507)
井村 英人 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513187)
佐久間 千里 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (40849709)
吉田 磨弥 (大野磨弥) 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (70760718)
清水 三紀子 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 口臭 / 妊婦 / 歯周病 |
研究実績の概要 |
口腔内環境の実態調査にむけ、プレテストを実施した。一般成人女性28名(20歳代~40歳代)を対象に、口臭測定および唾液採取によるP.i菌、P.g菌の測定を行った。平均年齢36.7±9.2歳であった。20歳代8名、30歳代6名、40歳代14名であった。 オーラルクロマによる口臭測定結果では、CH3SH(メチルメルカプタン)は平均41.04(最大356、最小0)であった。ブレストロンによる口臭測定結果では、VSCの平均120.0(最大764、最小10)ppbであった。P.i菌の細菌数が10未満(実測値コピー/10μL唾液)であった者が21名、P.i菌の細菌数が10以上であった者が7名であった。P.g菌の細菌数が10未満(実測値コピー/10μL唾液)であった者が22名、P.g菌の細菌数が10以上(実測値コピー/10μL唾液)であった者が6名であった。P.i菌の実測値が10未満(実測値コピー/10μL唾液)の者のCH3SH(メチルメルカプタン)は平均37.95(最大356、最小0)、P.i菌の実測値が10以上(実測値コピー/10μL唾液)の者のCH3SH(メチルメルカプタン)は平均50.29(最大224、最小0)であった。P.g菌の細菌数が10未満(実測値コピー/10μL唾液)の者のCH3SH(メチルメルカプタン)は平均132.45(最大944、最小0)であった。P.g菌の細菌数が10以上(実測値コピー/10μL唾液)の者のCH3SH(メチルメルカプタン)は平均95.67(最大263、最小1)であった。 今後は対象数を増やすとともに、妊婦のデータ収集も行い検討していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在一般成人女性のプレテストまで終了している。今後は一般成人女性および妊婦のデータ収集を行う予定である。しかし、コロナ禍であり研究協力施設(病院)の倫理申請に時間を要している。データ収集が可能となるよう、口臭測定および唾液採取に伴う感染対策について施設で可能な最大限の対策を検討していく必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
研究協力施設(病院)の倫理審査を受け、承認を得られた後、妊婦のデータ収集を行う。併せて、一般成人女性のデータ収集を行っていく。
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