研究課題/領域番号 |
21H03277
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
石田 千絵 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (60363793)
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研究分担者 |
井口 理 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (10513567)
佐藤 潤 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (30448881)
菅野 太郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60436524)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | BCP / BCM / 訪問看護事業所 / シミュレーション / 教育プログラム |
研究実績の概要 |
2021年度は訪問看護事業所の災害時BCP・BCMの要件整理と評価指標の開発を目指した。具体的には、BCP・BCMの要件を整理し、評価指標の検討と開発を行いつつ、次年度に向けた調査準備と国際基準に基づくシミュレーションプログラムの学習の場を企画・計画し、プログラム作成の準備を行う予定としていた。 ところが、2021(令和3)年厚生労働省令「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」の改定、2022(令和4)年3月改正の厚生労働省令「指定訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準」の改定をもって、すべての訪問看護事業所が3年以内にBCP策定をするよう義務づけられたため、訪問看護事業所でのBCP策定に関わる研修ニーズの高まりを受ける形で、本研究においても、多様な方法でBCP策定に関わる研修を企画・計画・実施・評価した。研修の取り組みは社会的ニーズと一致していたことから、学会でのワークショップ他、専門雑誌や本で出版されることになった。 このように、社会的ニーズに応じた取組や災害時BCP・BCMの要件整理は概ね実施でき、評価指標の検討も行うことができたが、評価指標の開発には至っておらず、次年度に向けた調査準備が遅れている。一方で、多様な研修会を実施することにより、全国の訪問看護事業所のニーズを把握でき、シミュレーションプログラムに計画を超えた成果をもたらした。さらに、研究分担者の一部で、国際基準に基づくシミュレーションについての学習を進めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
訪問看護事業所の災害時BCP・BCMの要件を整理し、評価指標の検討を行う予定としていたが、社会的ニーズが高く、先に研修を複数回開催した関係で、要件整理や学習シミュレーションに必要な情報収集は可能になったが、評価指標の検討と開発及び次年度に向けた調査準備に遅れがでている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、訪問看護事業所の災害時BCP・BCMの評価指標の検討と開発を前期に行い、後期にかけて、評価にかかわる調査を行いつつ教育プログラムの開発を行う。 次年度もBCP策定に関わる研修ニーズが高いことが予測できるため、研究の場を通じて評価が行えるような計画を追加しつつ、教育的役割を担う事業所や自然災害の被災経験をもつ訪問看護事業所を対象にインタビュー調査を行い、BCP・BCMの要件及び評価指標をまとめる。さらに、全国の訪問看護事業所を対象とした無記名自記式質問紙調査を行い、BCP・BCMの要件と評価指標を分析する。また、国際基準に基づく教育シミュレーションプログラム案を検討する。
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