研究課題/領域番号 |
21H03309
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
神谷 健太郎 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (10448970)
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研究分担者 |
鍵山 暢之 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20722010)
末永 祐哉 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50811642)
宮田 裕章 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (70409704)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | フレイル / 身体活動量 / 心不全 / 心血管疾患 / スマートフォン |
研究実績の概要 |
本研究は、以下の2つを主な目的として実施している。 ①申請者らが開発した多人数身体活動量管理システムの導入が心疾患患者の身体活動量および身体機能の向上に有効であるかを多施設前向き研究により検証すること、 ②スマートフォンのアプリを用いた身体活動量と歩行速度の縦断的な評価のアルゴリズムを構築し、その有用性を検証すること ①については、研究責任者の施設において実施したパイロット研究の結果についての論文が現在国際誌でリビジョン判定をうけ、修正して提出済みである。本結果に基づいて、現在多施設でRCTを展開している。急性期病院のみでなく、地域の医療機関や介護予防施設においても検証を実施している段階である。 ②については、iphoneを患者に貸与してヘルスケアデータを広く収集すると共に、歩行速度や安定性などの指標をスマートフォンから収集する研究を実施しており、現在までに、200例を超える心疾患患者が書面同意のもと、研究に参加している。現在はフォローアップ期間中であるが、今後、スマートフォンから得られた指標と臨床データや予後とあわせて解析していくことにより、様々な臨床場面においてリスクの層別化や治療効果の判定に有用であるかが明らかになっていくものと考えている。 また、地域在住者に対してもアプリケーションを通じた身体活動量やフレイルデータを収集しており、上記の心不全患者のデータと突合の上、歩行速度や身体活動量、フレイルの軌跡を観察出来る様にする事を目標に進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究目的の二つについて、計画に基づいて進捗しているため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、①の研究については、地域在住心不全患者を含む対象者での介入研究に就いて、すでに倫理委員会承認を得ており、症例数の蓄積をすすめる。②の研究については、地域のクリニックや介護予防施設、地域在住高齢者でのリクルート継続と、経過観察をすすめ、スマートフォンデータによるフレイルや身体活動量データの妥当性、信頼性を検証していく。
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