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2024 年度 実績報告書

新たな減塩戦略につながる食塩嗜好性遺伝子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K21628
配分区分基金
研究機関島根大学

研究代表者

並河 徹  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 特任教授 (50180534)

研究分担者 横田 茂文  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (50294369)
須山 幹太  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (70452365)
加藤 規弘  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 部長 (80293934)
硲 哲崇  朝日大学, 歯学部, 教授 (90243154)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2025-03-31
キーワード食塩嗜好性 / SHR / epithelilal Na channel / QTL解析
研究実績の概要

高血圧などの心血管系疾患を予防するためには減塩の実現が不可欠である。高血圧の遺伝的モデルラットSHRが対照ラットWKYに比べて高濃度の食塩水を好んで飲 むことが明らかとなり、食塩嗜好性に関与する遺伝子の存在が示唆された。そこで本研究では、SHRの食塩嗜好性遺伝子を同定し、塩味が好ましいと感じる 遺伝的メカニズムをあきらかにすること、その知見を活かして新たな発想にもとづく減塩戦略の開発につなげることである。
研究期間を通じて以下の検討を行った。
1)SHR, WKYの2系統の比較で、塩味についてはSHRが有意に好むことが示された。amiloride添加実験によってこの反応はENaCに依存して起こること、また、味覚神経切断実験によって舌味覚が重要であることが明らかとなった。2)ターゲットキャプチャーシークエンス法を用い、約400箇所のSNPsを約300匹のF2ラットでタイピングしてQTL解析を行った。これにより、ラット第3染色体上に食塩嗜好性関連遺伝子領域が同定できた。3)この結果に基づき、SHRとWKYの間で作成された第3染色体をターゲットとする2つのコンジェニック系統を用いてSHRとの比較実験を実施、第3染色体上に食塩嗜好性の責任遺伝子が存在することを確認した。 4)ナトリウム摂取にかかわると報告されている脳神経核において、ナトリウム欠乏状態にしたときの神経活性化を比較したところ、両系統間で有意な 差があることが判明した。5)苦味受容体遺伝子であるTAS2R38には多型があり、遺伝子型の違いが苦味の感受性に影響していることが知られている。苦味受容体が高濃度塩味への忌避反応に関わることが報告されているため、TAS2R38遺伝子多型と食塩摂取量に関連がないか約2400名のヒトサンプルで検索したところ、この遺伝子内に存在するSNPが女性において食塩摂取と関連することが判明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] NAD+ deficiency plays essential roles in the hyperuricemia of stroke-prone spontaneously hypertensive rat via xanthine dehydrogenase to xanthine oxidase conversion2025

    • 著者名/発表者名
      Ferdaus Sara Amelia、Ohara Hiroki、Matsuo Hiroyuki、Kawakami Kohei、Takeuchi Fumihiko、Fujikawa Koichi、Kawakita Emi、Kato Norihiro、Nabika Toru、Kanasaki Keizo
    • 雑誌名

      Biochemical and Biophysical Research Communications

      巻: 744 ページ: 151136~151136

    • DOI

      10.1016/j.bbrc.2024.151136

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A genome-wide association study identifies a locus associated with knee extension strength in older Japanese individuals2024

    • 著者名/発表者名
      Ito S、Takuwa H、Kakehi S、Someya Y、Kaga H、Kumahashi N、Kuwata S、Wakatsuki T、Kadowaki M, Yamamoto S、Abe T、Takeda M、Ishikawa Y、Liu X、Otomo N、Suetsugu H、Koike Y、Hikino K、Tomizuka K、Momozawa Y、Ozaki K、Isomura M、Nabika T、Kaneko H、Ishijima M、Kawamori R、Watada H、Tamura Y、Uchio Y, Ikegawa S、Terao C
    • 雑誌名

      Communications Biology

      巻: 7 ページ: 513-513

    • DOI

      10.1038/s42003-024-06108-6

    • 査読あり

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公開日: 2025-12-26  

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