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2023 年度 実績報告書

自動性能チューニング機能を持つ高性能グラフライブラリの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21H03450
配分区分補助金
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

中尾 昌広  国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 技師 (50582871)

研究分担者 藤澤 克樹  九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 教授 (40303854)
児玉 祐悦  国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 上級技師 (80356998)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード高性能計算
研究実績の概要

ソーシャルネットワークや創薬などの幅広い分野において、計算機上でデータの関係性をグラフ構造として表現し、それを高速に解析する試みが盛んに行われて いる。しかしながら、既存研究の多くは特定のグラフや特定の計算機システムを対象としているため、ユーザの性能チューニングの負担が問題となっている。そこで、その負担をなくすため、本研究課題では自動性能チューニング機能を持つグラフライブラリを開発している。

本年(2023年)度は、日本のフラッグシップスーパーコンピュータである「富岳」のほぼ全系(152,064台)を用いて、昨年度に開発したグラフライブラリの性能測定を行った。その結果、30%以上の性能向上を達成することができた。この結果により、2023年6月のグラフアルゴリズムの世界的なランキングであるGraph500において世界1位の記録を更新した。補足として、もし本研究の性能向上がなかった場合、他国のシステムが1位になっていた。さらに、開発したグラフアルゴリズムの性質について実験を行い、どのような計算機システムやグラフの大きさであっても、大幅な性能向上を達成できることを明らかにした。

本グラフライブラリの詳細については、2024年1月に開催された国際会議HPC Asia 2024において発表を行った。また、本グラフライブラリと、科研費とは別の共同研究において開発した他のアルゴリズムとまとめて、2024年4月に国際会議SC2024に論文を投稿している。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 その他

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Graph500 benchmark with automatic performance tuning2024

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Nakao, Koji Ueno, Katsuki Fujisawa, Yuetsu Kodama, Mitsuhisa Sato
    • 学会等名
      HPC Asia 2024
    • 国際学会
  • [備考] スーパーコンピュータ「富岳」Graph500のランキング結果について

    • URL

      https://www.r-ccs.riken.jp/outreach/topics/20230522-3/

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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