研究課題/領域番号 |
21H03504
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
神嶌 敏弘 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (50356820)
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研究分担者 |
黒木 学 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (60334512)
馬場 雪乃 筑波大学, システム情報系, 准教授 (40711453)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 機械学習 / 公平性 / データマイニング |
研究実績の概要 |
本研究は,公平性配慮型データマイニングという機械学習分野の中でも新しい分野の研究である.この研究分野が生じた背景について述べておく.データマイニング技術の普及に伴い,与信・採用・入試など,個人の生活に大きな影響を及ぼす分野に適用されるようになった.それに伴い,人種や性別といった情報が決定に影響してしまう事例が散見されるようになった. そこで,公平な決定が得られるように,人種や性別などの情報が,与信や採用などの決定に影響を及ぼさないように,因果グラフで表されたモデルの確率表を書き換える介入を行う方法を検討する.さらに,この介入による因果モデルの修正を,クラウドソーシングを通じて,アイテムに対する試行が,他のアイテムや認知バイアスに影響される状況や,複数の因子の影響を受ける錯視図形に対する応答に関するデータを収集することで実験的に実証もする. 2021年度は,因果モデルの理論面についての検討を行い,査読付き国際会議などに採録された.その他,推薦における倫理問題を扱う国際ワークショップを組織し,また国内において機械学習の公平性に関する技術情報の講演を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度は,因果モデルの理論面についての検討で進展があった.一方で,実験データの取得や,学会への調査参加などは,新型コロナなどの影響によって進展が遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は,引き続き因果モデルの理論面についての検討を行う.それと同時に,実験の計画を具体化し,データ取得を実施する.
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