研究分担者 |
吉村 哲彦 島根大学, 学術研究院農生命科学系, 教授 (40252499)
長谷川 尚史 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 准教授 (70263134)
有賀 一広 宇都宮大学, 農学部, 教授 (60313079)
斎藤 仁志 岩手大学, 農学部, 准教授 (60637130)
守口 海 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 講師 (70814979)
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研究実績の概要 |
研究実施項目のA)(公道隘路の調査と解決策)については、実走調査により公道隘路の実態を明らかにした(論文:鈴木ら 2023)。また、成果を用いて北海道で森林バイオマス利用可能量を推計し(発表:Nagasawa et al. 2023, 有賀ら 2023、論文:有賀ら 2024)、世界の研究者と連携して木材輸送の世界的状況を概観する研究を行った(論文:Karha et al. 2024)。 B)(道路施工の方向性)については、木質バイオマス発電で発生する固形灰を作業道路面の改良材に適用する可能性について現地試験で検討した(発表:鈴木ら 2023, 2024)。また、項目D)とも関連し、森林路網のアクセシビリティや基幹路網計画のための空間単位について検討した(発表:Watanabe and Saito 2023,渡部・齋藤 2023、渡部ら 2024)。 C)(架線利用を踏まえた路網整備の方向性)については、架線を用いる作業システムの生産性評価の基礎的な検討を行い、作業システムの諸問題について整理した(論文:Yoshimura and Suzuki 2023, 吉村・鈴木 2023a, 2023b, 2023c, 2023d, 2024)。また、架線系新システムの作業分析、架線系集材の特性分類と生産性の検討、および簡易架線を用いた作業システムの力学的分析などを行った(発表:Suzuki et al. 2023, 吉村・鈴木 2023、論文:鈴木ら 2024)。 D)(路網改良後の流通効率シミュレーション)については、道路規格区分と運搬モード選択に関する考察を行い(発表:鈴木ら 2023)、シミュレーションに用いる森林施業計画の評価方法を検討した(論文:Moriguchi 2023a, 2023b, 2023c)。 また関連する成果として、広葉樹利用の一環としてウバメガシの利用可能直径別立木幹材積式の作成(論文:田淵ら 2023)、人工林素材の適正価格の検討(発表:川上ら 2024)がある。
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