研究分担者 |
岡田 猛 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70281061)
福留 東土 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70401643)
清水 大地 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 助教 (00724486)
高木 紀久子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任助教 (60829365)
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研究実績の概要 |
研究の目的は,大学における芸術教育プログラムの構築および効果検証方法の構築にある.STEAM教育の注目など,創造性が社会発展の重要な鍵であるという議論が高まる一方,教育および教育学の核心は未だ認知的な学習に置かれ,大学教育では特にそれが顕著である.芸術系大学以外でも,教養教育を拡張する形で芸術創造の学習機会を作ることで,社会発展の基盤形成が可能となる.日本では2019年に発足した東京大学芸術創造連携研究機構で授業実践が始まっており,先駆的な海外事例もある.本研究では,1国内外の先駆的事例の調査,2芸術創造の授業実 践とその評価を通じて,創造性を学習の核に位置づける方向へと教育学の革新を目指す. 推進体制としては,高等教育調査チーム, 教育方法開発・評価チーム,生涯学習調査チームに分かれ,各チームで授業実践, 文献調査, 先行事例の実態調査を行い,定期的に会合を開き研究を進めてきた. 今年度はコロナ禍ではあったが,定期的なオンライン会合で,各自の研究発表,研究の進捗状況の相互確認、関連情報共有,ゲストスピーカーを招いての先行事例に学ぶ機会などを設けてきた.授業実践も着実な積み重ねをみせている.また,各自の研究成果に見られるように,認知科学研究,高等教育研究,生涯学習研究等の各分野においてアートを学ぶ意味の掘り下げを,国際比較の視野も交えながら進めている.さらに,研究成果を書籍として刊行する準備も始めている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍ではあったが,定期的なオンライン会合で,各自の研究発表,研究の進捗状況の相互確認、関連情報共有,ゲストスピーカーを招いての先行事例に学ぶ機会などを設けてきた. また,研究成果を書籍として刊行する準備も進んでいる.
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