研究課題/領域番号 |
22H00980
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
耳塚 寛明 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 客員教授 (40143333)
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研究分担者 |
浜野 隆 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (00262288)
冨士原 紀絵 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (10323130)
垂見 裕子 武蔵大学, 社会学部, 教授 (10530769)
中西 啓喜 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (10743734)
蟹江 教子 宇都宮共和大学, 子ども生活学部, 教授 (50620522)
王 杰 (王傑) 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任講師 (80432037)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 学力格差 / 社会経済的背景 / 学校外教育 / 就学前教育 |
研究実績の概要 |
本研究課題の目的は、(1)小中学生に対する4年間で4回の学力調査、学習の追跡的質問紙調査を行い、(2)すでに実施した過去2年分のデータを接続することで、計6年間で6時点におよぶ小中学校を跨いだ追跡的学力調査データを構築する。これに、(3)学校調査データを統合することによって、児童生徒の学力的つまずきと格差を是正する学校教育を長期的観点から実証的に明らかにすることである。
具体的には、地方中核市であるA県B市において、Ⅰ)小6(2020年)から中3(2023年)までの4年間で4回の児童生徒対象の質問紙追跡調査を実施する。加えてB市教育委員会を通じて、Ⅱ)学級規模や教員加配状況など毎年の情報、Ⅲ)中学卒業後の生徒の実際の進路情報(2024年3月予定)を得る。これら本調査データに加え、B市教育委員会より(1)市が小4(2018年)から毎年実施する追跡的学力データ、(2)教員質問紙調査データ(2020年度と2023年度の全国学力・学習状況調査)、(3)耳塚寛明(青山学院大学)よりB市で実施する保護者対象データの提供を受ける。これらのデータを用いることで、小学4年生から中学卒業までの6年間におよぶ長期の学力格差の推移および進路形成プロセスを総合的に把握し、学校教育による学力格差是正への処方箋を得ることを試みる。
2023年度には、地方中核市であるA県B市において、Ⅰ)中学3年生に対する質問紙調査および学力調査データを収集した。Ⅱ)加えて、中学卒業後の進学高校名のデータを収集した。研究成果の発信については、紀要論文1本を執筆し、研究分担者が単著を1冊刊行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年度に新型コロナウイルス感染症の蔓延があったものの、それ以降は教育委員会と教育現場の協力もあり、滞りなく調査が進行している。
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今後の研究の推進方策 |
これまで調査してきた対象者が2023年度をもって中学校を卒業した。2024年度今後は、Ⅰ)これまでの研究対象地域に対し、小学校から中学校までの児童生徒の学力や生活の変化を詳細に分析し、報告する。Ⅱ)これまでの調査対象者を高校進学後まで追跡するため、B市の教育委員会を通じて高校調査の準備を行う。
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