研究課題/領域番号 |
22H01026
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
宇井 美代子 玉川大学, リベラルアーツ学部, 教授 (80400654)
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研究分担者 |
村澤 昌崇 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (00284224)
濱中 淳子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (00361600)
坂無 淳 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (30565966)
稲葉 昭英 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (30213119)
伊藤 公雄 京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (00159865)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 人文社会科学系研究者 / ジェンダー平等 / 高等教育機関 / 男女共同参画 |
研究実績の概要 |
学術分野での男女共同参画の達成は、科学的な知の発展という点からも不可欠と指摘されている。しかし、これまでに着目されてきた自然科学系だけではなく人文社会科学系研究者の環境においても男女の格差があることが指摘されてきた。そこで、本研究では、人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会(略称GEAHSS、ギース)が主体となり、人文社会科学系の大学教員を含む研究者に焦点を当て、人文社会科学系研究者の男女共同参画の実態について検討する。 具体的には、GEAHSS主体の調査としては第2回目となる実証的データを収集・分析するための調査を実施する。本調査により、高等教育研究の発展に貢献し、また男女共同参画基本計画や科学技術・イノベーション基本計画の策定等に向けて政策提言を行うための基礎資料を得ることができると期待される。 本研究の目的に沿った調査の実施に向けて、最初に設問の検討を行い、最終的に①基本属性等、②研究活動、③研究以外の仕事(教育・職務など)、④私生活、⑤ジェンダー平等・男女共同参画の実態・意見の5つの分野の質問を設定した。研究倫理審査委員会の審査を受けて承認を得た後、GEAHSSに加盟する学協会を通じて、人文社会科学系学協会に所属する会員に調査への協力を依頼した。一般社団法人中央調査社に委託してWeb調査を実施し、最終的に1689名(男性768名、女性889名、決めていない14名、答えたくない14名、無回答4名)の回答を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の2022年度に実施予定であった調査を実施することができたことから、上記の通り判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は単純集計・クロス集計による分析、自由記述による回答内容の詳細な分析、また学術的な分析や成果発表を行っていく予定である。
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