研究課題/領域番号 |
22H01058
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 奈良学園大学 |
研究代表者 |
西薗 貞子 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (50458014)
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研究分担者 |
溝上 慎一 桐蔭横浜大学, 教育研究開発機構, 教授 (00283656)
箕浦 洋子 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (20650071)
小林 由里 奈良学園大学, 保健医療学部, 准教授 (30826813)
江川 隆子 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (40193990)
青山 美智代 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (80264828)
勝井 伸子 奈良県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90290436)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 課題発見・課題解決 / Inquiry-Based Learning / トランディション / 意欲 / 教育設計 |
研究実績の概要 |
看護分野では,複雑で多様な事象・課題に対して,自律的に問題を抽出して解決する看護実践能力が求められている。この能力は生涯に渡る研鑽が必要であり、継続的な教育設計が必要である。本研究では,学習者主体による問題発見―問題解決力の獲得つながる教育として研究蓄積をもつIBL(Inquiry-Based Learning)を活用し、演習-実習を軸に据え、意欲と継続的な看護実践能力の獲得を担保する教育プログラムを開発し,基礎教育と卒後教育をカバーした円滑な移行(トランジション)の好循環を生み出す教育の設計・開発に取り組んでいる。 看護版コンピテンシーテストおよびSDLRSを客観的評価指標として、大学および病院における看護師の獲得能力を確認し、その結果分析により育成課題を明確化し、学習者にとって更に教育効果の高まる教育プログラムを設計し実施ている。大学生および病院に勤務する看護師(1年目、2年目)を対象にIBL(Inquiry-Based Learning)を活用した教育プログラムを設計し実践を繰り返し、縦断検討をおこなっている。IBL教育プログラムの活用によって、学習者の主体的活動による問題発見―問題解決力の獲得強化と、演習から実習への学習意欲の継続を確認している。新人から2年目の経年変化においても学習意欲、働く意欲の向上を確認している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の開始にあたり、看護師の実践能力を客観的に評価する看護版コンピテンシーテストおよびSDLRSの評価指標開発が出来ていたこと、IBL教育における研究蓄積があること、さらに、臨床(病院)の調査研究協力体制があり、概ね計画通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
研究フィールドを大学と病院としている。病院の協力体制は整っており、さらなる調査実施施設の拡大も期待できる状態である。一方、大学での調査実施は計画通りの規模では進まず、研究協力校を変更する予定である。
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