• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

アバターと自律エージェントによる行動嗜癖の治療とその神経基盤の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22H01094
配分区分補助金
研究機関徳島大学

研究代表者

横谷 謙次  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (40611611)

研究分担者 高橋 英之  大阪大学, 基礎工学研究科, 特任講師(常勤) (30535084)
高村 真広  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (50720653)
山本 哲也  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (60779396)
阿部 修士  京都大学, 人と社会の未来研究院, 教授 (90507922)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードパチンコ / 音響特徴 / ネット依存症 / ロボット
研究実績の概要

チャットボット班では音響特徴からギャンブル場(パチンコ店)などで活動することを判別する分類器を開発した。この分類器によって、携帯電話の利用者がパチンコ店に行っているかどうかを判別できるようになった。既存の研究が利用者への質問紙回答によってギャンブル場所への訪問頻度を計測していたのに対し、本研究成果は音声データという客観的データに基づいて判定を行うため、ギャンブル場所への訪問頻度をより正確に判定することができる。
ロボット班では利用者のPC画面の使用時間に応じて、ロボットの行動が変容するロボットを開発した。このロボットを自宅に設置することによって、居住者はPC画面ではなく、ロボットと関わろうとする行動が増えることが期待されるため、ネット依存症の予防などに有効なことが示唆された。
これらの研究成果はいずれも日本認知行動療法学会のシンポジウムで共有された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

各班が分担しながら研究を行っているため、スムーズに研究開発をすることが出来ている。チャットボット班では音声分類器を作っており、その成果を論文に投稿中である。ロボット班ではロボットを既に実装済みであり、微調整を行っている。

今後の研究の推進方策

チャットボット班では音響特徴からギャンブル場(パチンコ店)などで活動することを判別する分類器をアプリに実装する。ロボット班では利用者のPC画面の使用時間に応じて、ロボットの行動が変容するロボットを大学生に実験で体験してもらう。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Spread of gambling abstinence through peers and comments in online self-help chat forums to quit gambling2022

    • 著者名/発表者名
      Yokotani Kenji
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 12 ページ: 3675-3691

    • DOI

      10.1038/s41598-022-07714-2

    • 査読あり
  • [学会発表] 情報科学とロボット工学が拓く発達・知覚・臨床心理学の新たな学術領域2022

    • 著者名/発表者名
      横谷謙次
    • 学会等名
      日本心理学会86回大会
  • [学会発表] AI・ロボット・脳科学がもたらすメンタルヘルスサービスへのソリューション2022

    • 著者名/発表者名
      横谷謙次
    • 学会等名
      日本認知行動療法48回大会
  • [学会発表] ギャンブラーの環境音に基づくギャンブル行為の推定: Anew digital phenotype2022

    • 著者名/発表者名
      横谷謙次
    • 学会等名
      日本心理学会86回大会
  • [学会発表] Sounds Like Gambling:環境音からギャンブル行動を検出2022

    • 著者名/発表者名
      横谷謙次, 山本哲也, 高村真広, 高橋英之, 阿部修士
    • 学会等名
      日本認知行動療法48回大会
  • [図書] 図解 ケースで学ぶ家族療法2022

    • 著者名/発表者名
      横谷 謙次
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      遠見書房
    • ISBN
      978-4-86616-155-6

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi