| 研究課題/領域番号 |
23K22924
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| 配分区分 | 基金 |
| 研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
吉澤 望 東京理科大学, 創域理工学部建築学科, 教授 (40349832)
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| 研究分担者 |
宗方 淳 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (80323517)
三木 保弘 国立研究開発法人建築研究所, 環境研究グループ, グループ長 (90356014)
加藤 未佳 日本大学, 生産工学部, 教授 (00409054)
山口 秀樹 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 室長 (60411229)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2025-03-31
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| キーワード | 眺望 / 採光 / 昼光照明 / 可視容積 / 側窓 / 天窓 |
| 研究実績の概要 |
オフィスにおける眺望・採光性評価実態を把握するために、実オフィス4件(北海道・東京)における長期実測調査(2週間)および執務者対象アンケートを2024年7月-8月に実施した。年間を通した眺望と採光に対する執務者評価とシミュレーションから求めた物理量(眼前照度等)の対応を確認すると同時に、眺望・採光を含む窓がもたらす光環境に対する評価構造を引き続き検討すると同時に、2022年度以降得られたデータを含めて最終的に実オフィス10件における調査結果に基づいた解析を進めた。 総合可視容積が眺望性の中でも特にView Extent(眺望の広がり)を説明する指標として適切であることを確認し、さらに実オフィスにおける執務者アンケート結果から、総合可視容積と満足度の関係をロジスティック回帰分析から明らかにした。これにより窓・開口部規準における総合可視容積の閾値の設定を可能とした。さらに実オフィスにおける実験では確認が難しい条件(窓形状・窓装備の種類、屋外障害物の種類や距離など)下における検証を進めるため2023年度に実施したHMD(Head Mounted Display)を用いた眺望性評価に関する被験者実験の結果を2024年度前半に解析し、総合可視容積の有効性を確認した。 さらに、眺望性に影響する開放性や開放感に関する先行研究はいずれも側窓を対象としていることから,模型やHMDを用いて天窓の開放感評価の実験を実施した。空間の天井部に面積と設置位置を変えた天窓を一つ設置して、ME法により室の開放感を評価した。その結果,天窓のある室の開放感は天井高や天窓面積の影響に比べると観察位置や天窓の位置の影響は相対的に小さいことが示された。さらに,観察者の位置における天窓の鉛直面立体角投射率よりも,水平面立体角投射率の説明力のほうが相対的に大きいことが示された。
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