研究課題
空間情報最大化顕微鏡のための多段符号化光学系について,まずは振幅変調を基づく光学設計の数値シミュレーションを行った.その結果,提案する光学設計により撮像特性を表現する行列の列ベクトル相関や条件数を抑制できることが分かった.これにより,よりノイズに対して強い情報計測及び再構成が実現できることが明らかになった.特に,圧縮センシング(対象のスパース性を積極利用した情報再構成手法)において,再構成画像の分解能だけでなく画質に優位な改善効果が見られることが分かった.成果について,国内会議発表を実施した.
2: おおむね順調に進展している
数値シミュレーションの段階ではあるが,提案手法の一形態において優位性を示すことができた.
光学実験により,原理実証実験を進めるとともに,より光利用効率の高い位相変調光学系においても手法の有効性を実証することを目指す.
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