研究課題
空間情報最大化顕微鏡のための多段符号化光学系について,これまでに振幅変調に基づく光学設計を数値シミュレーションで評価し,それにより明らかになった有効性を実際の光学系を用いて検証した.リソグラフィーにより物理的な振幅変調素子を実装し,レンズレス符号化光学系においてこれを多層配置した場合,単相配置の場合と比較して観測行列の条件数が抑制されることを確認した.さらに,その結果として再構成処理のノイズ耐性が向上することを確認した.成果を国際会議で発表するとともに,論文をプレプリントサーバに公開した.
2: おおむね順調に進展している
提案手法の一形態について光学実験による原理実証を完了した.
今後は,より光利用効率の高い位相変調光学系による原理実証を目指す.さらに,符号パターンの最適化設計に取り組む.
すべて 2023
すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)