研究課題
新型コロナウイルス感染症の流行が継続したため、海外での現地調査が著しく制限され、研究の進展は限られている。また、研究代表者は一昨年に所属を変更したため、実験室ほかの環境整備に努める必要を生じた。以上のような困難な状況のなかで、当該年度は研究計画の遂行を概ね中断し、現地調査ができる状況になった際に円滑に研究計画を遂行できるよう、各種実験を実施できる環境を研究室に整備することに注力した。分子実験については、機器の不足を概ね解消し、ほとんど問題なく実施できる状況に整えている。飼育・行動実験については、研究計画にあるものとは異なる種のカタツムリを用いた飼育実験を実施し、問題なく飼育できることを確認した。ドライ解析については、研究室のネットワーク整備を実施し、問題なく解析用サーバーが稼働することを確認している。この解析用サーバーを使用し、集団構造の解析を一部について実施することにより、これまでの予備的な解析結果を補強する結果を得ることができた。
3: やや遅れている
新型コロナウイルス感染症の流行が継続したため、昨年度まで海外渡航が著しく制限されて、新規の調査が実施できない状況が続いていた。そのため、これまでのところは、新しい試料を必要としない研究課題である形態解析とSNP解析を進めた程度に進捗が限られている。
台湾の入国規制が今年度中にも緩和されたため、近日中に現地調査を実施する予定である。また、行動実験・繁殖実験に必要となる生きた個体の輸出を現地の共同研究者に依頼し、研究計画を部分的に実行に移していく予定である。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 6件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 図書 (1件)
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