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2022 年度 実績報告書

老化中の恒常性破綻機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22H02807
配分区分補助金
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

兪 史幹  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (30768213)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード老化
研究実績の概要

老化により、生物の個体・組織・細胞の恒常性が乱れる。本研究提案では、1. 老化中に腸幹細胞の恒常性が乱れて癌化する分子機構、2. 寿命 を規定する表現型と遺伝子型の同定、という二つの研究提案を並行して行い、老化の統合的な理解を目指す。この研究計画では、老化中に遺伝 子発現が変動するのはどうしてなのかということを、エピジェネティックスやクロマチン構造の観点から明らかにする。また、遺伝学の発達し たショウジョウバエの特性を生かして、個体寿命を規定する若い個体での表現型と遺伝子型を明らかにし、その分子機構を解明する。

本年は、老化中に腸幹細胞の恒常性が乱れて癌化する分子機構を調べるために、腸幹細胞をFACSで採取し、ATACseqとRNAseqを用いた解析を行い、老化 中にエピジェネティックスな制御をうける遺伝子の阻害や過剰発現を行った。この操作を行った時に、老化時に腸幹細胞の恒常性に変化があるか どうか、また寿命に変化があるかどうかを解析した。

寿命を規定する表現型と遺伝子型に関しては、寿命と、それに相関する表現型の相関関係を明らかにしようと試みた。また、遺伝子型に関しては、長寿変異体をすでに単離しているので、その責任遺伝子がどの組織で働くかをRNAseqを行い明らかにしようとした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初予定していた実験を実施できており、概ね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

老化中に遺伝 子発現が変動するのはどうしてなのかということを、エピジェネティックスやクロマチン構造の観点から明らかにする。また、遺伝学の発達し たショウジョウバエの特性を生かして、個体寿命を規定する若い個体での表現型と遺伝子型を明らかにし、その分子機構を解明する。

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公開日: 2023-12-25  

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