研究課題
SBMA患者由来運動ニューロンと骨格筋を様々な組み合わせで共培養し、タイムラプスイメージングや免疫染色等による解析を行なった。その結果、患者の病態を反映していると考えられる表現型を捉えることに成功した。そこで、表現型が得られた共培養法を用いて、機能的解析や電子顕微鏡による微細構造解析を行なった。得られた結果から、SBMA疾患特異的iPS細胞を用いて、神経・筋相互作用をも再現する新たな疾患モデルを作成し得たと考えられた。現在、詳細な分子病態の解析を進めるとともに、トランスクリプトーム解析等により病態関連分子の探索を進めている。
2: おおむね順調に進展している
当初の予定通り、SBMA疾患特異的iPS細胞を用いた疾患モデルの作成と表現型解析が進められたため。
SBMA疾患特異的iPS細胞を用いた神経・筋共培養による疾患モデルを用いて、機能的変化や微細構造変化を解析し、さらに病態の分子メカニズムの解明を進める予定である。
すべて 2023 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 備考 (1件)
J Neurol Neurosurg Psychiatry
巻: 94 ページ: 816-824
10.1136/jnnp-2022-330851
Sci Rep
巻: 13 ページ: 8146
10.1038/s41598-023-34445-9
Sci Adv
巻: 9 ページ: eadf689
10.1126/sciadv.adf6895
機能的脳神経外科
巻: 62 ページ: 42-48
日本臨床検査医学会誌
巻: 71 ページ: 704-710
https://okadalab-hp.com/