研究課題/領域番号 |
22H03291
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
前原 隆 九州大学, 歯学研究院, 助教 (10637333)
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研究分担者 |
川野 充弘 金沢大学, 附属病院, 講師 (20361983)
山元 英崇 九州大学, 大学病院, 准教授 (30404073)
中村 誠司 九州大学, 歯学研究院, 教授 (60189040)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 異所性胚中心 / IgG4-RD / Tfh / Tfr |
研究実績の概要 |
IgG4-RDの代表的な罹患臓器であり、異所性の胚中心形成を認める唾液腺炎を用いて、浸潤する全T細胞を分離採取しシングルセルレベルでその遺伝子発現を解析する。異所性胚中心に存在する特異なT細胞の存在を明らかにし、自己抗体産生やB細胞との相互作用の詳細を検討する。最終的には異所性胚中心の3次元臓器を作成し、T-B細胞の相互連関を解明する。現在、IgG4-RDの異所性胚中心に存在する特異なCD4+CXCR5+Bcl6+Tfh細胞とCD4+CXCR5+Bcl6+Foxp3+Tfr細胞を同定し、その機能について検索をしているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
一部の結果については、現在論文投稿中である。
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今後の研究の推進方策 |
現在の解析により、特徴的なTfh細胞の存在を明らかにできた。実際に末梢血よりnaive B細胞を採取し、とこれらのTfh細胞との共培養により、本疾患に特徴的なIgG4の産生をエライザにて検索したが、特異なIgG4の産生は認められなかった。本年はまずは、昨年までの結果より得られた異所性胚中心に存在するTfh細胞とTfr細胞との関与について詳細に検索を行う。
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