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2022 年度 実績報告書

薬剤耐性(AMR)対策に資する無作為化臨床試験(RCT)のパラダイム創出

研究課題

研究課題/領域番号 22H03323
配分区分補助金
研究機関藤田医科大学

研究代表者

土井 洋平  藤田医科大学, 医学部, 教授 (40332366)

研究分担者 上村 鋼平  東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 准教授 (10805039)
早川 佳代子  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (70646778)
上村 夕香理  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 臨床研究センター, 臨床研究センター データサイエンス部 生物統計研究室 室長 (80548537)
松村 康史  京都大学, 医学研究科, 准教授 (80726828)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード薬剤耐性菌 / ランダム化臨床試験 / ESBL / 血流感染症 / 抗菌薬適正使用
研究実績の概要

ESBL(extended-spectrum beta-lactamase;基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ)はカルバペネム以外のほとんどのβ-ラクタム薬を分解することができる。そこで現在はESBL産生大腸菌による菌血症などの治療にはカルバペネム(メロペネム)を用いることが国際標準となっている。しかし大腸菌は一般的な感染症である尿路感染症や菌血症の起炎菌として頻度が高く、ESBL産生大腸菌による感染症の治療にカルバペネムが多用されることで、カルバペネムへの耐性化、すなわちカルバペネム耐性腸内細菌目細菌への進化を促してしまうことが強く懸念されている。このような背景から、ESBL産生大腸菌に対するcarbapenem-sparing therapyに対する関心が高まりっているが、現時点でカルバペネムに匹敵する治療効果を明確に示せた抗菌薬はない。一方、セファマイシン系セフェム薬のセフメタゾールはESBLにより分解されないため、ESBL産生大腸菌に対し高い活性を示す。セフメタゾールは多くの国で販売が終了しているが、本邦では引き続き供給されている。そこで本研究は、近年急速に増加したESBL産生大腸菌による菌血症につき、診断確定時に国際的な標準治療薬であるメロペネムまたは国内での標準治療薬であるセフメタゾールに無作為化するパイロットRCTを実施することを目的としている。2022年度は、プロトコルの作成、電子ランダム化システムおよび症例報告書の整備、菌株送付体制の整備、倫理委員会による承認などが無事終了した。2022年9月以降に参加施設で順次実施許可が得られ、10月に最初の患者登録が行われた。2022年度末時点で全国28施設から実施許可が得られており、患者登録が進んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

外的要因として2022年秋から全国的にメロペネムの供給不足が生じたため、参加要件を満たす患者が同定されても登録が不可能な状況が発生した。メロペネムの供給はその後2023年春に回復したことから、今後の登録状況を注視していく。

今後の研究の推進方策

患者登録を加速するため、さらに4施設程度の追加を予定している。

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公開日: 2023-12-25  

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