研究課題/領域番号 |
22H03380
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東都大学 |
研究代表者 |
太田 勝正 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 教授 (60194156)
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研究分担者 |
青石 恵子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (00454372)
中山 奈津紀 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (30454375)
新實 夕香理 名古屋女子大学, 健康科学部, 教授 (20319156)
嶋崎 和代 名古屋女子大学, 健康科学部, 准教授 (70611424)
山田 聡子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80285238)
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 看護 / ケア / キャリア / 看護師 / Z世代 |
研究実績の概要 |
2022年度は、以下の2つの調査を行うとともに、中高生を対象としたフォーカスグループインタビューのための研究倫理審査委員会の承認を得た(調査は令和5年度)。 (1)高校生対象のインターネット調査については、インターネット調査を専門とする民間調査会社に登録されているモニターの中から15歳以上18歳以下の生徒約24万人を母集団として、最終的に1,200人(男女比1対3)を対象として調査を実施した。その結果、ケアや看護に対するイメージとして以下の回答が得が得られた。ケアという言葉を聞いた時に最初に思い浮かぶケアの対象者は、高齢者が31%、患者・病人が23%、自分自身が30%、ケアを提供する場として思い浮かぶのは、老人ホームが35%、病院が33%、自宅が13%、学校が8%、ケアの提供者として思い浮かぶのは、介護士・ヘルパーが24%、看護師が16%、医師が15%、スクールカウンセラーが11%、家族が10%であった。 (2)SNS上に発信されたケアおよび看護という用語について、2022年1月から12月までの全Twitter投稿について、「student」という属性が公開あるいは確認できるTweetを対象に抽出を行った。その結果、この1年間に発信された全Tweet(リプライ、リツイートを含む)の中で「ケア」と言う用語が約500万件、「看護」という用語が約73万件抽出されたが、そのうちの「student」属性が確認できたものはそれぞれ103件、169件であり、両者をともに含むものは5件であった。「student」には中高生だけでなく大学生や専門学校生も含まれるが、これらの対象からは「ケア」や「看護」という用語がほとんど発信されていないことが示された。この結果は、デジタルネイティブと言われるZ世代において、「ケア」や「看護」が日頃の話題に上がることはほとんどないことを示唆しているのかも知れない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
フォーカスグループインタビューに関する研究倫理審査を受けるための対象施設(中学校、高等学校)との事前打ち合わせが、新型コロナウイルス感染症対策に関連して計画通りに進まなかった事が主な理由である。 しかしながら、年度終盤ではあるが令和5年度にに向けたフォーカスグループインタビューについての研究倫理審査委員会の承認が得られるとともに、その後の調査研究の準備としてインターネットを利用した質問紙調査、さらには、デジタルネイティブな対象であることに注目したSNS上の情報収集を行っており、研究全体としては「やや遅れている」と評価した。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、中学生、高校生を対象とするフォーカスグループインタビューを実施する。 併せて、令和4年度の2つの調査で明らかになった15から18歳の対象者のケア、看護、看護師、ケアの専門職等に対するイメージの調査結果、ならびに、Twitterから抽出されたケアと看護に関する投稿内容の解析結果をもとに、対象者を広げた質問紙調査を実施する予定である。
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