研究課題/領域番号 |
22H03381
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
米倉 佑貴 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50583845)
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研究分担者 |
橋田 浩一 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (00357766)
戸ヶ里 泰典 放送大学, 教養学部, 教授 (20509525)
瀬戸山 陽子 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20649446)
横山 由香里 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (40632633)
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | eラーニング / アプリケーション / 慢性疾患 / 自己管理 / 自己効力感 |
研究実績の概要 |
慢性疾患患者は家庭,職場,社会における生活に治療を組み込んだ生活の管理が求められるが,必要な支援を継続的に受けられず疾患が悪化したり,失業や離婚等生活が破綻してしまう者も少なくない.自己効力感の理論を応用した「アクションプラン」は患者が日々の生活で実行したい具体的な行動の目標を設定し,それを他の患者と助け合いながら達成するプロセスであり,これにより自己効力感が向上し,良好な健康状態 ,生活の質につながっていく. 本課題では多くの患者が時間的・地理的制約なく「アクションプラン」を生活に取り入れることができるようにするため,「アクションプラン」を学習するeラーニングを開発するとともに,アプリケーションを大規模運用が可能かつ持続可能なプラットフォームに実装し,システム全体のユーザビリティや効果を評価する. 2023年度はアクションプランアプリのテストを進めること,eラーニングコンテンツ開発のための慢性疾患患者への調査を行い,コンテンツ開発を進めること,コンテンツのα版が完成したあとに,慢性疾患患者に受講してもらい,ユーザビリティや内容について評価を行うこと,の3点を計画していた. アクションプランアプリについては継続して実装作業を進めたが,開発が遅れテストは2024年度以降に行うこととした.eラーニングの開発については,慢性疾患セルフマネジメント協会に所属するピアリーダーの協力を得てコンテンツを計画し,eラーニング用の動画を撮影した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
eラーニングのコンテンツ作成は予定通り行ったが,アプリケーションのテストやeラーニングコンテンツの試用は実施できなかった.
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今後の研究の推進方策 |
アクションプランアプリに関しては,2024年7月頃にインターフェースが完成する.完成次第,使用方法についての動画等のeラーニングコンテンツを作成する. すでに作成しているeラーニングコンテンツと合わせて8月以降にユーザビリティテストを開始する. アプリ,eラーニングの開発と並行してユーザビリティテストの研究計画書の作成等をすすめ,迅速に調査を進められるように準備を行う.
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