研究課題/領域番号 |
22H03448
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
村田 弓 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (80512178)
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研究分担者 |
山田 亨 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (10344144) [辞退]
川口 拓之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (60510394)
肥後 範行 国立研究開発法人産業技術総合研究所, その他部局等, 室付 (80357839)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 神経可塑性 / リハビリテーション / fNIRS / 動物モデル |
研究実績の概要 |
本研究は脳卒中後などの脳損傷後の運動機能の回復のために、機能代償に関連する脳領野で生じる機能的再編のバイオマーカーを評価する方法を明らかにすることを目標に実施した。脳構造や手の動きがヒトと近いサルを対象に、指先で小さな物体を把握する課題を行っているときの脳活動を計測し、損傷作成の前と後で脳活動の変化を比較する。脳活動の計測には、機能的近赤外分光計測(fNIRS)を使用し、回復過程における左右半球の運動関連領域の脳血流の変化を計測する。当該年度は、動物の課題への汎化トレーニングを実施した。また、小さな物体のつまみ動作の計測方法について、課題装置および行動の計測方法について検討や装置の改修や作成を行った。小さな物体をつまみ取る動作は動作スピードが速いため、細かい指の動きを追うためにハイスピードカメラの使用を検討した。カメラの選定および、タスク開始と終了に関連して画像記録を行うためのソフトの選定と設置を実施した。課題では左右の手で交互に把握動作を行うため、一台のカメラで手の動きが継続できる様に工夫した。また、今後、損傷前および損傷後のfNIRS計測を行っていく。本研究結果は学会及び論文等で発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
動物の課題への汎化トレーニングを実施した。やや遅れることがもあったが予定通り汎化が進んでいるため。
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今後の研究の推進方策 |
今後はまず損傷前のつまみ動作中の脳活動のfNIRS計測を行う。さらに内包に損傷を作成した後、運動麻痺が生じた後のつまみ動作中の脳活動の計測をfNIRSを用いて行う。また、つまみ動作中の手の動きの画像解析を行い、回復途中の手の動きと脳活動との関連性についても調べる。
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