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2022 年度 実績報告書

自律性と操作性をあわせ持つパーソナルビークルの構築とその療育支援への応用

研究課題

研究課題/領域番号 22H03677
配分区分補助金
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

岡田 美智男  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50374096)

研究分担者 大島 直樹  豊橋技術科学大学, エレクトロニクス先端融合研究所, 講師 (30732820)
長谷川 孔明  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30816210)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードパーソナル・ビークル / ソーシャルなロボット / 自動運転システム
研究実績の概要

〈ソーシャルなロボット〉としてのパーソナルビークルを実現できないものだろうか。本研究では、自律性と操作性、社会性などをあわせ持つパーソナルビークルを〈ソーシャルなロボット〉として捉え直すことで、搭乗者とパーソナルビークルとの間で、お互いの「弱さ」を補いながら、その「強み」を引き出しあうような、しなやかな関係性や〈人馬一体〉の感覚を生み出すことを狙いとしている。
本年度は、本研究のためのプラットフォームとして、ポテンシャル法に基づくナビゲーション手法などを構築し、自動運転機能などの自律性を備えるパーソナルビークルのプロトタイプ〈RunRu〉の構築を進めた。また、ソーシャルインタフェース〈NAMIDA〉を援用し、このシステムは「いまどんな状態にあり、どこに関心があるのか」などの社会的表示機構を実装した。さらに、ドライバーシート上での搭乗者の重心移動により、搭乗者の意思を自動運転システムの行動選択に反映させ、シームレスなエンゲージメントを可能とする操作系を実現した。
本成果の一部を、HAIシンポジウム2023にて口頭発表し、HAIシンポジウム2023 Outstanding Research Award(優秀論文賞)を受賞した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究計画にある、自動運転機能などの自律性を備えるパーソナルビークルのプロトタイプ〈RunRu〉を構築した。特に、ポテンシャル法に基づくナビゲーション手法、ソーシャルインタフェース〈NAMIDA〉による社会的表示機構、ドライバーシート上での重心移動により、搭乗者の意思を自動運転システムの行動選択に反映させる操作系を実現している。

今後の研究の推進方策

前年度に構築したパーソナル・ビークルの開発を引き続き進める。ポテンシャル法に基づくナビゲーション手法とドライバーシート上での重心移動により、搭乗者の意思を自動運転システムの行動選択に反映させる操作系との融合手法の検討、ソーシャルインタフェース〈NAMIDA〉による社会的表示機構の洗練化とその評価を行う。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Weak Robots2022

    • 著者名/発表者名
      Michio Okada
    • 雑誌名

      JSAP Review

      巻: 2022 ページ: 1-5

    • DOI

      10.11470/jsaprev.220409

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 自律性や社会性、操作性を兼ね備えた Sociable Vehicle〈RunRu〉の提案2023

    • 著者名/発表者名
      上村綜次郎, 中園健児, 長谷川孔明, 大島直樹, 岡田美智男
    • 学会等名
      HAIシンポジウム2023
  • [学会発表] 〈Te-to-Te〉ロボット同士の〈並ぶ関係〉でのコミュニケーションの研究2023

    • 著者名/発表者名
      武本一馬, 上村綜次郎, 中園健児, 長谷川孔明, 大島直樹, 岡田美智男
    • 学会等名
      HAIシンポジウム2023
  • [学会発表] 〈RunRu for Kids〉がんばりをひと押ししてくれるパーソナルビークル2022

    • 著者名/発表者名
      豊島直,上村綜次郎,中園健児,長谷川孔明,大島直樹,岡田美智男
    • 学会等名
      EC2022

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公開日: 2023-12-25  

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