研究課題/領域番号 |
22H03835
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 香純 名古屋大学, 農学国際教育研究センター, 准教授 (10467334)
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研究分担者 |
浜野 充 信州大学, 学術研究院農学系, 講師 (30626586)
野村 久子 九州大学, 農学研究院, 准教授 (60597277)
服部 浩之 東北大学, 農学研究科, 助教 (60882579)
馬場 多聞 立命館大学, 文学部, 准教授 (70756501)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 栄養に配慮した農業 / 農業・農村開発 / 新たなアプローチ / SDGs / カンボジア |
研究実績の概要 |
本研究は、開発途上国における農業・農村開発について、持続可能な開発目標(SDGs) の達成を目指す現代に即した新たなアプローチを探求するものである。 農業と栄養改善は、ともに「食料」に関わり、SDGsでは同じ目標2に位置づけられている。 これまで別々にアプローチされてきたが、栄養改善の推進には食料生産を担う農業との連携 が効果的であることから、「栄養を配慮した農業」という新たなコンセプトが示されるよう になってきた。しかし、農業生産者が得られる利益やメリットは明らかになっていないこと から、農業生産者による積極的な栄養配慮には至っていない。本研究は、カンボジアを事例 として地域住民の栄養に配慮した農業を実践し、農業従事者への正負の利益について定性 的・定評的に評価し、SDGs目標2の達成を目指す新たな農業・農村開発アプローチとしての 有効性を検証する。 2022年度は、Covid-19に関わる国内外の各種規制により研究者の現地渡航が困難となり、現地の共同研究者を通じた情報収集ならびに調査準備を実施した。2023年度は、対象地域における不足栄養素に関する情報収集ならびに、栄養改善活動への農作物の販売・提供を実施している事例の有無について調査を実施し、調査対象国において複数の事例を把握した。これらの事例の中から、詳細調査の対象となりうる事例を複数選択し、2024年度の調査に向けて調査票の準備などを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は、コロナウィルス感染症の蔓延に伴う研究対象地域および日本への入国規制などにより、一部研究メンバーの現地渡航に制限が生じた。同年度に実施予定であった現地調査の一部については、2023年度に実施したが、実施予定であった調査の一部について、完了に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、2022年度に計画されていた調査研究の着手には至っているが、当初計画の一部は完了には至っていないため、2024年度に併せて実施する。
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