研究課題/領域番号 |
23H00611
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
佐藤 大志 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90309625)
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研究分担者 |
佐竹 保子 大東文化大学, 外国語学部, 特任教授 (20170714)
釜谷 武志 神戸大学, 人文学研究科, 名誉教授 (30152838)
林 香奈 京都府立大学, 文学部, 教授 (30272933)
柳川 順子 県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (60210291)
西川 ゆみ 志學館大学, 人間関係学部, 講師 (70849083)
狩野 雄 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (80333764)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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キーワード | 『宋書』楽志 / 楽府詩 |
研究実績の概要 |
本年度は、『宋書』楽志三に収録される楽府詩について、従来の研究や注釈書を整理し、訳注作業を行う上で必要な定本、注釈、参考資料の整理・分析を行い、訳注作成の作業を開始した。本年度は三度の共同研究会を開催し、漢の旧歌に基づく三国魏の武帝、文帝らの作成した相和歌の読解に取り組み、共同研究会での検討を踏まえて、それぞれの歌辞に注釈を施し、翻訳を作成した。 本研究では、この訳注作業を通して後漢末の王朝交替期から西晋期にかけて、それぞれの王朝が宮廷音楽制度を復元・再編していく過程を明らかにし、その歌辞創作の実態を明らかにすることを目的としており、本年度は三国魏の武帝と文帝及び漢代古辞の歌辞選択の状況、及びその歌辞創作の実態の解明を試みた。 また研究目的①「宮廷音楽制度の変遷過程と宮廷音楽の歌辞との関連の解明」に関連して、西晋王朝の宮廷音楽で演奏された「清商三調」と「大曲」との関係について、また劉宋王朝の宮廷音楽の歌辞が南斉王朝及び梁王朝に継承されていく過程について、それぞれ検討を行い、宮廷音楽の変遷過程とその歌辞との関連についてその一端を明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初予定していた『宋書』楽志三の訳注作業を順調に進めることができており、その訳注作業と併行して、関連するテーマについて研究分担者がそれぞれ成果をあげることができている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度も本年度同様に、年数回の共同研究会を開催し、ひきつづき『宋書』楽志三所載の魏晋期の楽府詩の解読を行うとともに、研究分担者それぞれの研究課題に即して、成果を報告し、全体で検討することとする。
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