研究課題/領域番号 |
23H00964
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中川 恵一 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (80188896)
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研究分担者 |
野沢 勇樹 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00836918)
南谷 優成 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (40967949)
佐々木 司 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (50235256)
片野 厚人 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80822410)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | がん教育 / 教育用動画 / 放射線治療 / ヘルスリテラシー / 過剰診断 |
研究実績の概要 |
近年教育課程でのがん教育が実施され始めた。予防が重視されるが、幅広い知識を学習すべきである。一方、国内では放射線治療の認知が進んでいない。がんや放射線治療に関する適切で簡便な補助映像教材を開発することが必要である。がんの発生過程から近年の高精度治療を含めた放射線治療の実臨床と生理的作用、医学物理士の働き、さらにがんの診断や治療の意義などにも踏み込んだ、映像教材を開発し、その評価を行う研究である。 初年度は放射線治療の動画とその評価を行い、国際誌から発表された。 論文は作成された動画の評価を行うことを目的として、その動画によるがんや放射線治療の理解向上を保健体育、理科、一般の教師を対象に調査した。 その結果、動画によるがんや放射線治療の理解の向上が得られ、さらに理科教師が最も理解がよかった。今後の動画の活用方法も検討する必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度に放射線治療に関する動画とその評価の論文が1本出版された。 加えてがん治療の意義を再考する動画も作成された。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は放射線治療の中でも患者への侵襲が大きい、小線源治療に関して、より患者や子供への理解が深まるような動画の作成を検討している。
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