研究課題/領域番号 |
23H01746
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
齋藤 泰洋 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (50621033)
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研究分担者 |
城田 農 弘前大学, 理工学研究科, 教授 (40423537)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | クロスフロー / 電気流体 / 分裂 / 不安定化 |
研究実績の概要 |
本研究では気流・液流・電場を組み合わせた電場中の液体と気体のクロスフロー実験装置を新規作製する.弘前大学城田研究室および八戸工業大学大黒研究室に設置されている既往の電場中に液滴を滴下する実験装置を見学し,部材の選定し,非電場液流.気流の実験装置を製作した.また本装置に電場を付与する実験装置を組み込み,電場を与えられることを確認した.非電場中の液流のみの高速度カメラ撮影を実施し,撮影可能な液流ノズルの直径を決定した.液流の不安定化現象の実像を三次元的に捉えるために,模型を対象とした複数カメラによる撮影を行った.模型には立方体,円柱,屈曲した円柱および液体と気体のクロスフローを対象とした数値解析により得られた液流を3Dプリンターにより出力した三次元造形物を用いた.模型を対象とした複数のカメラ像から三次元復元する手法を確立し,撮影時のカメラ条件(配置角度,台数)を決定した.また,二次元断面を対象とした液流の先端到達距離および液流の太さを計測する画像処理法を確立した.数値解析として,非電場および電場中のニュートン流体と気体のクロスフローを対象とした行い,液流周りの渦度から不安定化の原因の解像を試みた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初は二次元的な評価のみの予定であったが,複数カメラにより模型の三次元復元が可能となったため
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今後の研究の推進方策 |
電場中における液体と気体のクロスフローを二次元断面での評価および三次元評価を行う.数値解析として電場中の非ニュートン流体の解析を評価する.
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