研究課題/領域番号 |
23H01897
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
日下 良二 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究副主幹 (30733125)
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研究分担者 |
熊谷 友多 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主幹 (70455294)
小川 達彦 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究副主幹 (20632847)
平田 悠歩 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 博士研究員 (30881057)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 界面 / 放射線 / 和周波分光 / 振動分光 |
研究実績の概要 |
本研究課題では、X線照射によって誘起される界面で起こる化学反応メカニズムを解明する研究を行う。このために本研究ではX線照射中の試料に対して振動和周波発生分光測定を可能とする装置の開発を研究開始の1-2年度目に行い、その装置を用いた測定データ取得により研究を進める。初年度である本年度は、この装置開発を進めて行くために不可欠なオプティカルパラメトリック増幅器(OPA)を既設のフェムト秒レーザーにインストールすることによって、フェムト秒の赤外光パルスが発振できるようにした。この赤外光は界面の振動スペクトルを測定するのに必要である。また、予備実験としてX線照射後の試料の振動和周波発生分光測定を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通りオプティカルパラメトリック増幅器(OPA)をインストールし本研究に不可欠な装置開発に一歩近づいたため。
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今後の研究の推進方策 |
初年度は振動和周波発生分光測定に必要な光源を用意できた。次年度はこれらのレーザー光源をX線照射装置内に導き、その中で振動和周波発生分光測定が可能な光学系を組み上げることによって、X線照射中に振動和周波発生分光測定できる装置の完成を目指す。
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