研究課題/領域番号 |
23H01928
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
坂牛 健 国立研究開発法人物質・材料研究機構, エネルギー・環境材料研究センター, 主幹研究員 (50756484)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | プロトン共役電子移動 / 固液界面 / 電極過程 / 量子効果 |
研究実績の概要 |
最も計算科学との相性が良く再現性およびデータ信頼性が高い貴金属単結晶の低指数面を最初に扱う電極系とし、研究を遂行した。これらの電極と様々な組成の電解液を組み合わせたモデル固液界面を準備した。そして、まずはこれらの系において水素発生反応(HER)を対象に研究を進めた。その中で、QSから古典状態に相転移(量子-古典転移)させる主要因子が固液界面における水の配向状態が鍵を握っている可能性を示唆する結果を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
固液界面における電極過程において量子効果が支配的になる機構を理解するのに必要なきっかけを得られたから。
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今後の研究の推進方策 |
第一原理計算により、電位によって変化する水の配向がどのように量子電極過程に影響を与えるのかを調査する。
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