研究課題
本年度は、日本での植物試料の採取と栄養分析を行った。鹿児島県屋久島では6月、7月、10月、11月、12月、1月、2月、3月、石川県白山では10月と1月に採取を行い、合計で67の植物試料を採取した。採取した植物は、半谷の京都大学犬山キャンパスの半谷の研究室で、可食部分とそうでない部分を分ける処理や、ヒトが料理して採食する食物に関しては、料理を行った後、粗タンパク、中性ディタージェント繊維、粗脂肪、粗灰分を分析した。また、日本での食用植物およびニホンザルの採食物についての文献を収集し、その内容を入力し、ヒトとニホンザルの食物の重複および相違点について、予備的な分析を行った。日本およびニホンザル以外の調査地については、次年度以降採取を実施するため、情報収集や調査許可申請などの準備を行った。
2: おおむね順調に進展している
とくに問題となることはなく、予定通りに事業は進展した。
日本では、これまで採取を行ってきた、鹿児島県屋久島と石川県白山に加え、長野県志賀高原でも採取を行う予定である。2024年度以降、マレーシアおよびタンザニアでの植物の採取を行う予定である。研究開始当初計画していたコンゴ民主共和国については、現地の治安情勢が悪化したため、当初予定していた2024年度の採取は見送ることになった。得られた国内外の試料は、栄養分析に加えて、二次化合物の分析を行う予定である。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)
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巻: 85 ページ: e23555
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Forest Ecology and Management
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https://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~hanya/index.html