今後の研究の推進方策 |
同一患者の複数検体の遺伝子変異プロファイリングによるクローン進化の実態解明として、すでにシークエンス済みの症例の解析をさらに進める。 BCL2 enhancer/superenhancerの変異解析について、BCL2転座陽性例における発現レベルの差異、転座陰性例における強発現の機構をBCL2 enhancer/superenhancer変異の観点から検討する。以前の研究(Tsuyama N., et al., Blood, 2017. 130(4): p. 489-500)で対象となった症例において、BCL2転座の有無、BCLタンパクの発現強度、残余検体の種類・量の観点から症例を選択し、解析系を確立する。 実臨床では認識されていなかった前駆細胞の探索として、実際の解析を進める。
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