研究課題
視神経脊髄炎はAQP4抗体が出現し、重症の視神経炎と脊髄炎を繰り返す中枢性炎症性疾患であり、再発抑制には経口ステロイドが用いられる。ステロイドの減量に伴い再発が起きることが知られているが、どの細胞のどの分子が減量による再発に関与しているかは明らかではなかった。本年度は視神経脊髄炎の末梢血を用いてステロイド減量と再発の関連について検討した。再発症例とステロイド減量中の症例の末梢血に対してRNAシークエンスを行い、再発、ステロイド減量時に変動する遺伝子群と、その遺伝子群が発現する細胞を同定した。
2: おおむね順調に進展している
ステロイド減量により出現し、再発に関与する遺伝子群が同定できている
現在の解析を進め、ステロイド減量時に変動し、再発に寄与する遺伝子群を同定する。他の免疫治療についても解析を進めていく
すべて 2023
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Sci Adv
巻: 9(47) ページ: 3193
10.1126/sciadv.adg3193.