研究課題/領域番号 |
23H02838
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岡本 泰昌 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70314763)
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研究分担者 |
岡田 剛 広島大学, 医系科学研究科(医), 特定教授 (10457286)
淵上 学 広島大学, 医系科学研究科(医), 講師 (40403571)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | うつ病 / アンへドニア / 神経回路異常 / 神経活動操作 |
研究実績の概要 |
課題1)ではうつ病患者を対象に安静時fMRIの測定とSnaith-Hamilton Pleasure Scale (SHAPS)によるアンヘドニアの評価を行い、側坐核、尾状核、淡蒼球などの領域をSeedとした機能的結合マップを作成し、説明変数をSHAPSの合計点、目的変数を安静時脳機能的結合にした回帰分析を行った。その際、性別、年齢を共変量とした。解析の結果、SHAPSのスコア(スコアが高いほどアンヘドニアが強い)は左側坐核と後帯状回/楔前部の機能的結合と有意な負の相関、両側の尾状核と右上前頭回/右中前頭回の機能的結合と有意な正の相関、右淡蒼球と右中側頭回/右上側頭回の機能的結合と有意な正の相関を示すことが明らかになった。 課題2)ではアンヘドニア症状を呈するうつ病モデルにおけるミクロな神経回路病態の解明を目的とし、うつ病モデルとして、ラットに慢性の回避不能ストレス(chronic unpredictable stress : CUS)を負荷した後に、ショ糖嗜好性試験(Sucrose preference test : SPT)にてアンヘドニア症状を評価した。CUSとSPTを用いたモデルでは、一律にCUSを負荷してもアンヘドニアを呈する個体は一部であり、臨床的なうつ病の発症形式と類似する妥当性の高いモデルである。 4週間のCUS付加によりCUSラット群はSham群と比べ体重増加の減弱を認めた、さらにCUSラット群の約30%でSPTにおけるショ糖嗜好性の低下を認めた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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