研究課題/領域番号 |
23H03216
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
松浦 由生子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (70824598)
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研究分担者 |
大野 健 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (40826153)
森清 友亮 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (40869971)
佐藤 大輔 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60544393)
大森 豪 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (70283009)
藤本 知臣 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (70847798)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 女性 / 月経随伴症状 / 腰痛 |
研究実績の概要 |
2023年度は、課題(1)である月経に伴う腰痛のリスクファクターの特定に関する研究を行った。月経に伴う腰痛のリスクファクターを特定するために、生理学的側面と身体機能側面から包括的に検討した。まずはじめに疫学的研究として、月経に伴う腰痛部位の詳細を調査し、仙腸関節部位の訴えの割合が多いことを確認した。 次に、月経随伴症状の増悪に関連する因子を生理学的側面と身体的側面の両側面において検討した。生理学的側面における要素では、睡眠の質の向上が月経随伴症状の軽減に貢献することを明らかにした。またウェアラブルデバイスを用いた睡眠管理により、女性の月経随伴症状における疼痛の軽減と睡眠の質が向上することを確認した。これらのことから、ウェアラブルデバイスを用いた睡眠管理は女性において睡眠の質や月経随伴症状を改善する有効なコンディショニングツールである可能性が示唆された。 身体的側面と月経随伴症状の関係性の検討においても、予備実験を遂行し、超音波画像診断装置やMRIを用いて体幹・骨盤帯周囲の筋・靭帯・骨の構造や機能の測定法を先行研究を元に確立した。今後は月経周期による影響を検証しながら、生理学的側面と併用して包括的にリスクファクターの特定を継続して行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
月経随伴症状に関連する腰痛のリスクファクターの特定に関しては、当初計画した予備実験等は概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は2023年度に構築した実験手法を用いて、月経周期による影響を身体的側面および生理学的側面の両側面から包括的に検証していく予定である。また、MRIを用いた研究も継続し、骨盤帯のモデリングも継続する。
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