本研究では、熟練者の技能を筋シナジーの空間的・時間的パターンとして表現し、学 習者に効率よくこれらのパターンを教示するシステムの構築を目指している。 このため、多くの筋活動を同時に簡便に計測できるシステムの開発を行なっている。マルチアレイ電極のシステムについて、電極の数、および電極の場所の最適化をおこなった。現状の32チャンネルのシステムから数を少なくしても、安定して前腕部の菌活動が計測できるよう、筋活動、筋シナジー、独立成分分析を行い、活動の比較を行った。 また、技能学習に必要なフィードバック情報として、筋活動を提示しない場合であっても、技能の獲得は可能である。熟練者の筋活動も含めた他の指標を提示した場合には、タスクが上達するだけでなく、筋活動の類似性も高くなる。しかし、全ての禁活動パターンの類似度が高まるわけではないため、外部座標系、身体座標系での運動学習の比較を行なった。 MRI計測においても、新しいプロトコルで計測を行った。
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