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2023 年度 実施状況報告書

探索的機械学習手法を用いたCO2水素化触媒の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23KF0129
研究機関北海道大学

研究代表者

清水 研一  北海道大学, 触媒科学研究所, 教授 (60324000)

研究分担者 AIT EL FAKIR ABDELLAH  北海道大学, 触媒科学研究所, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2023-09-27 – 2025-03-31
キーワード不均一系触媒 / 触媒インフォマティクス / データ科学 / CO2水素化
研究実績の概要

触媒を含む材料化学の研究は、未だにトライアルアンドエラー的アプローチから脱却できていない状況である。これまでの研究者は、多くの実験データや文献情報、経験に基づいて予測や仮説を立ててきたが、年々増加する膨大なデータと知識を処理し、適切な仮説を提供できる専門家は極めて希少である。データ科学の最新技術を導入して、材料化学研究のアプローチを革新する必要がある。本研究では、探索的機械学習モデルを用いて、革新的なCO2水素化触媒の創出を目指している。
本年度は、探索的機械学習モデルの構築と改良を進めた。CO2水素化反応の実験データに関する既存データセットを用いて、学習器や記述子の選定及び改良を行った。実触媒探索に向けて、生成モデルの作成も行った。新たなCO2水素化反応実験に関してもスタートし、初期データセットの構築も行った。初期データセットを用いたモデルの構築と解析を通して、対象系における性能制御因子(記述子)の重要性を半定量的に可視化する試みも行った。今後、実験と機械学習のループを繰り返すことで、新触媒の開発を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新触媒の開発に向けて、機械学習モデルおよび初期データセットの構築は行っており、研究は順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

実験と機械学習のループを繰り返すことでモデルを改善し、高活性触媒を開発する。

次年度使用額が生じた理由

一部の実験装置の調達が間に合わなかったため、次年度使用額が生じた。調達の目途はすでについている。元々、早めのスケジュールを組んでいたため、実験の進捗には影響しない。

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公開日: 2024-12-25  

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