研究課題/領域番号 |
23KJ1394
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
黄 偉軒 京都大学, 法学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2023-04-25 – 2026-03-31
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キーワード | 冷戦史 / 香港ネットワーク / 日本外交史 / 韓国外交史 / 東アジア国際政治史 / 秘密外交 |
研究実績の概要 |
博士後期課程を始めてから数ヶ月、主に修士論文の不備を修正し、その成果を学内の授業で発表しました。さらに、香港へ戻る機会を利用して、新亜研究所や香港バプテスト大学図書館友聯特別収蔵資料などを資料調査し、香港研究学会の年次大会で発表しました。その後、2023年9月上旬から韓国に渡航し、延世大学の語学堂で韓国語研究をしながら、外交史料館、国家記録院(大田)、国会図書館、朴正熙大統領紀念図書館、延世大学校図書館(李承晩大統領個人文書を所蔵する)、朴正熙大統領記念館などを訪れ、見学と資料調査を行いました。
後に2024年2月末に一時日本に戻り、3月から北米に渡り、3月14日から17日までアメリカ・シアトルで開催されるアジア協会年次大会に参加し発表を行い、その後3月18日から28日までアメリカ・サンフランシスコのスタンフォード大学フーヴァー研究所で資料調査を行いました。滞在期間中、東アジア国際政治史料の主査である林孝庭先生にもお会いし、多くの研究に関する助言をいただきました。さらに、3月29日から4月5日までカナダ・バンクーバーおよびカルガリーに滞在し、ブリティッシュコロンビア大学の香港研究センターを訪れて資料調査を行い、カルガリーに拠点を置く香港研究者とも面談しました。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現時点では修士論文の研究成果をうまく整理でき、日本国内の学会および海外の学会への発信が進み、かなり良い反応を得ています。しかし、韓国の学界や海外の冷戦史学界との交流はまだ限られており、新規の研究が多く遂行していません。
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今後の研究の推進方策 |
今後は留学を含めて、国際交流に積極的に参加し、さまざまなバックグラウンドを持つ研究者と出会い、知識を共有し、研究を進めることを考えています。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度以降、当該研究課題の新しい研究を遂行するために、頻繁な海外資料調査や出張が予想されています。
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