研究課題/領域番号 |
23KJ1706
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
張 詩芸 九州大学, システム情報科学府, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2023-04-25 – 2025-03-31
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キーワード | センサロボット / バイオセンシング / ソフトロボット / ウェアラブルデバイス |
研究実績の概要 |
研究実施状況に関するものであり、関連分野の知識と分析方法の体系的な学習、国内外での関連研究の調査と基礎技術の実現することを継続的に行いました。 知識と分析方法の体系的な学習:ロボット制御、電気化学、生物学などの関連分野の知識と分析方法の学習を、研究プロセス全体を通して継続的に行いました。マイクロロボットの微小化と機構開発、フィルムロボット制御システムの構築:本研究の中核技術の一つであるマイクロロボットの微小化と機構開発、フィルムロボット制御システムの構築について、特に計画準備段階及び初年度に集中的に取り組みました。マイクロロボットへのバイオセンシング機能付与:もう一つの中核技術として、マイクロロボットへのバイオセンシング機能付与に取り組みました。具体的には、酵素修飾電気化学センサを開発中のロボットに実装する作業を進めています。 来年度には、ウェアラブルセンシング技術の学習に関して海外の関連ラボへ短期滞在し、ウェアラブルセンシング技術について学ぶ予定です。そしては、実環境サンプルによる評価・実証に関する実験予定はセンサロボットを実環境下で被験者に設置し、複数項目の生体データのモニタリングを行うことで、本提案コンセプトを実証する予定です。この実証を行った後、本計画の中心となる高インパクトファクタージャーナルへの成果発表を計画中盤以降に実施する予定です。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現時点では、計画中に完了する予定の部分が順調に進行しており、基本的な実験技術(マイクロロボットの微小化と機構開発、マイクロロボットへのバイオセンシング機能付与)もほぼ実現しています。
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今後の研究の推進方策 |
実環境サンプルによる評価・実証に関する本提案コンセプトを実証する予定です。 ウェアラブルセンシング技術の学習に関して海外の関連ラボへ短期滞在し、ウェアラブルセンシング技術について学ぶ予定です。次の段階は、計画に記載されている通り、最終年度に動きセンサデータを取得し、海外で国際会議を参加するとジャーナルペーパーを投稿することです。
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次年度使用額が生じた理由 |
来年度の計画では、高インパクトファクタージャーナルへの成果発表の投稿と海外研修への参加に関する海外の関連ラボへ短期滞在と国際会議の参加することに伴う論文投稿費や出張費が発生する見込みです。
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